芥川龍之介は中国の古典を題材にいくつかの作品を残しています。その中から短編というよりも掌編の三作を選び朗読してみました。
先ずはじめは黄梁夢、次に英雄の器、そして最後に尾生の信。
続けてではなく間を置きながらの配信予定です。
黄梁夢は中国・唐代の伝奇小説「枕中記(ちんちゅうき)」を題材としています。
道士呂翁の不思議な枕の力で、盧生は一生分の栄華と苦楽を夢の中で体験し、目を覚ます。現実での経過時間はわずかなもので、店の主人が準備していた黄梁(オオアワの漢名)の飯もまだ炊き上がっていない。
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道士:道教を信奉し、道教の教義にしたがった活動を職業とするもの。
讒を受けて(ざんをうけて):告げ口をされて
寃を雪ぐ(えんをすすぐ):罪を犯していないことを証明して身の潔白を示すこと。
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BGMは甘茶工房さんよりお借りしました🎵
サムネは昨年秋に訪れた法隆寺内の伽藍。
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