【第187回】『労務管理Q&A~外国人社員を雇用する時にチェックすべき事項とは?~➀』
外国人社員の雇用で押さえるべき重要ポイント
サンキャリア代表・田村が、外国人社員を雇用する際に企業が注意すべき4つのポイントを解説します。
在留カードの偽造確認方法や適正な在留資格の確認手順を具体的に紹介。
労務管理の基本を押さえつつ、法令遵守を徹底するための実践的な知識が詰まった記事です!
外国人雇用が「高度人材確保」から「人手不足対策」へとシフト
近年の人手不足を背景に、外国人社員の雇用ニーズが高まっており、これまでのような海外展開や語学対応といった“高度人材”目的ではなく、日常業務を担う“代替労働力”としての採用が増加傾向にある。こうした背景を踏まえ、今回は高度ではない業務で外国人社員を雇う際に会社側が事前に確認すべき4つのチェックポイントを解説する。
チェック① 在留カードの偽造リスクを見逃さないために
外国人雇用の際は、まず在留カードの真偽を確認する必要がある。最近は観光目的で来日後、国内で不正に在留カードを入手する事例も報告されており、注意が必要だ。ホログラムや透かしの有無、カード番号の有効性チェック(出入国在留管理庁サイト)に加え、ICチップを読み取っての真正性確認も重要となる。
チェック② 単純労働が許可される在留資格を持っているか?
外国人が単純労働に従事できる在留資格は限られており、「特定技能」「永住・配偶者・定住系」「留学等で資格外活動許可を受けた者」に該当する必要がある。特定技能の場合は、前職の就労内容や雇用証明などを確認し、採用後も待遇格差を避ける配慮が求められる。また、雇用企業も行政への届出が必要になるため、法的対応の準備も不可欠だ。
次回は「労働時間」「住民登録」など残る重要確認点を解説予定
今回は4つのうち、在留カードの確認と在留資格の確認について深掘りした。次回は、残りの「週当たりの労働時間が法令内か」「住民登録の有無」といった、より実務に直結する確認ポイントについて取り上げていく予定。外国人雇用の第一歩を正確に踏み出すために、法令遵守と慎重な対応が求められる。
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パーソナリティー:田村陽太
東京外国語大学外国語学部卒業。産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。
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