【第308回】『働きがいと働きやすさ、どちらを優先すべきか?』
制度は整えられても、やりがいは一人一人に合わせて設計できます。
そしてそれが会社の独自性と社内での生産性を生んでいきます。
長期的に強い組織を作る鍵は、“働きがい”にあると私は思います。
働きがいと働きやすさ、どちらを優先すべきか?|組織づくりにおける本質的な選択
本日は「働きがいと働きやすさ、どちらを優先すべきか?」についてお話しします。
人事労務の現場では、「やりがいを重視するべきか」「働きやすさを優先するべきか」という相談を多くいただきます。
どちらも重要な要素ですが、私自身は“働きがい”を軸に考えるべきだと感じています。その理由を3つの視点から整理します。
1.働きがいは調整できるが、働きやすさは限界がある
働きやすさは制度や福利厚生によって整えられますが、それは多くの人に向けた“共通解”です。
そのため、個々人にとっての最適とは限らず、会社のリソースの制約からも実現には限界があります。
また、制度を充実させるほど業務の偏りや負担集中といった別の課題が生まれることもあります。
一方で働きがいは、業務の割り振りや役割設計、面談などを通じて個人ごとに調整可能です。
その人が価値を感じる仕事を任せることで、現実的かつ効果的に改善できる点が大きな違いです。
2.働きがいは会社の独自性になる
今後はAIの発展により、働き方や制度はさらに標準化されていきます。
リモートワークやフレックスタイムなどの働きやすさは、企業間の差別化要素としては弱くなっていくでしょう。
その一方で、働きがいは個人の価値観や会社の思想によって生まれるものです。
仕事の意味づけや役割の与え方には、その会社ならではの考え方が反映されます。
つまり、働きがいは他社には真似しづらい“組織の個性”となり、長期的な強みになります。
3.働きがいは組織の生産性を高める
会社と従業員は契約関係ですが、その仕事を「作業」として行うか、「自分の仕事」として取り組むかで成果は大きく変わります。
働きがいを感じている状態とは、自分の仕事に意味を見出し、主体的に動けている状態です。
この状態では自然と行動量や工夫が増え、結果として生産性が高まります。
採用や配属後の関わり方、面談やフィードバックを通じて、やりがいを感じられる状態をつくることは可能です。
会社と従業員が同じ方向を向いたとき、組織は大きな力を発揮します。
まとめ|働きがいを軸に組織を設計する
働きやすさと働きがいはどちらも重要ですが、
・調整しやすいこと
・独自性につながること
・生産性を高めること
これらの観点から、働きがいを軸に組織を考えることが重要だと感じています。
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パーソナリティー:田村陽太
東京外国語大学外国語学部卒業。産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。
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