#0124 有吉佐和子さん『青い壺』
京都在住の陶芸家 省造は40代後半。
芸術作品を手がけて名を上げた父に反発するかのように、省造は美術品ではない日常の陶器を焼いている。
個展なども開いたことがない。だが、50歳を前にして、だんだん父の気持ちがわかるようになってきた。
日用品以外にもちょっとした作品を焼くようになった。
ある日、自分でも驚くほど良い味わいの壺が焼き上がった。青磁の壺だ。
その壺は省造の手を離れ、様々な人の手に渡っていった。
定年退職後の夫婦がお世話になった人へのお礼の品として買い求めた後、
また別の人に贈られたり、盗まれたり…。ついにスペインにまで渡っていく青い壺は色々な人の人生を見てきた。
そして十数年後、その青い壺は再び省造の目の前に現れるのだが……
(有吉佐和子さん『青い壺』を私なりにご紹介しました。)
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