【第254回】『労務管理Q&A~社内でリモートワークを定着させるには何が必要か?③~』
制度を運用し、走らせる力は、現場にあります。
どんな制度も導入するだけなら簡単です。
ただ本当に大切なのは、従業員が使いこなせる土台を作ることです。
リモートワークをただの「特権」にしないために、いま必要な視点をまとめました。
■「報連相」ができる人材こそリモートに向いている
リモートワークでは、物理的に同じ空間にいないからこそ、「報連相」の質が業務全体の生産性を左右します。特に「報告」は、上司に無駄な確認をさせないための“完了・進捗・次の動き”をセットで伝える力が求められます。また「連絡」では、予定変更時の即時対応や背景説明、連絡のタイミングへの配慮が重要です。「相談」においても、ただ困っていることを伝えるのではなく、背景や希望する対応を丁寧に説明することが信頼獲得の鍵となります。
■リモートワーク移行の前にオフィスで「信頼残高」を積み上げよ
従業員がリモートに移行する際、上司やチームが「あの人なら任せて安心」と思えることが重要です。そのためには、オフィス勤務時点で「仕事がサクサク進む」と周囲に感じてもらえる働き方ができているかを基準に、上司が都度チェックし、移行の判断を行うべきです。信頼は“環境”ではなく“能力”によって構築されるものです。
■制度は目的ではなく「手段」——導入前に懸念点を洗い出すべし
リモートワークに限らず、制度導入で本当に重要なのは、制度自体の設計ではなく、運用の実効性です。例えば「フリーライダー問題」や「業務進行の見えにくさによるリスク」など、導入によるネガティブな影響を事前に想定し、対策を打っておく必要があります。制度は会社の価値を上げるための手段であり、導入自体が目的化しないよう注意が必要です。
■リモートワークは成果評価と親和性が高い働き方である
「見えない=サボっているかもしれない」という考えは、管理側の思考停止に近いものです。むしろ、成果主義に基づく評価制度とリモートワークは非常に相性が良いといえます。従業員の働きぶりを“時間”ではなく“成果”で見ていく姿勢が、これからの働き方のスタンダードになるでしょう。
■導入成功のカギは「教育」と「信頼」にあり
制度導入を成功させるには、従業員が必要な能力を身につけられるように、管理職が教育とフォローを怠らないことが不可欠です。忍耐強く丁寧に支援する姿勢が、組織にとっても、従業員にとっても大きな力となります。
~お知らせ~
この番組は、社会保険労務士の田村が、働き方改革や労使関係の改善に役立つ情報を提供する番組です。また、外国人労働者や海外駐在員の労務管理に携わる企業の方にとって、現場で役立つ実務的なアドバイスもお届けしております。
本番組は、社会保険労務士事務所Sun&Career代表の田村が毎週1回配信しているサンキャリアニュースの音声版チャンネルです。
本番組のパーソナリティーは社会保険労務士事務所Sun&Career代表である田村のAI音声を使って配信しております。
この音声にはAIによる自動翻訳が使用されています。可能な限り正確な日本語訳を提供するよう努めておりますが、AIの特性上、一部の表現やニュアンスが正確に反映されない場合がございます。
本音声のブログ版はこちらからご覧ください。
また、AI音声ではなく、リアルな田村が配信しているポッドキャストはこちらをお聞きください。
企業と従業員の働き方を考える 『社労士ラジオ サニーデーフライデー』
Apple Podcast
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225
Spotify
https://open.spotify.com/show/46VLx6uYD7oJhUtjdNWeCK?si=c4a320ca5ae24c0c
Stand.fm
https://stand.fm/channels/6254c0fdbe02ac071a666ab5
パーソナリティー:田村陽太
東京外国語大学外国語学部卒業。産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。
サンキャリアのHP
https://www.srcc-suncareer.com/
本音声番組のブログ版(全投稿)はこちらです。
https://www.srcc-suncareer.com/blog
本番組は毎週金曜日に定期更新!
番組へのメッセージはレターやnoteまで!
Xはこちら(@suncareer_news)