料理研究家の方々と子どもと高齢者の関係を「食事」と「おばあちゃん仮説」から考えてみました。
おばあちゃん仮説とは、人類の進化において、祖母が子や孫の食事を支えたことで、子孫の生存率が高まり、種の繁栄に貢献したという考え方です。
かつて狩猟採集社会では、祖母たちが安定した食料を採集し、成長期の子どもたちに分け与える役割を担いました。
この支え合いが、単なる家族単位を超え、社会全体のつながりを育んできたのです。
現代でも、祖父母が食事を通じて孫とふれあうことは、子どもの心身の成長に良い影響を与えていま
す。
また、高齢者自身も「支えられる存在」ではなく「支える存在」として、社会とのつながりを持ち続けることができます。
食卓を囲むひとときは、世代を超えた絆を育み、互いを思いやる文化を未来につなげる小さな種です。
ウエル・エイジングとは、こうした自然な支え合いの中にこそ、育まれていくのだと感じます。
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