砂山の 砂に腹這ひ 初恋の いたみを遠く
おもひ出づる日
意味)
砂山の砂に腹這いになって、ふと初恋のいたみを、遠い日の思い出として思い返すきょうであることだ
作者の石川啄木は、明治時代に活躍した、日本の
歌人であり、詩人。岩手県出身。
明治19年(1886年)2月20日生まれ。病を抱えつつも
家族の暮らしを支える為、教員をしたり、函館で新聞社に勤務するなどします。友人縁者の支援を受けつつ創作活動を続け、明治43年第一歌集『一握の砂』を刊行。結核が悪化して明治45年(1912年)4月13日26歳で、永眠。