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【甘えじゃないかも】睡眠障害のサインと家族の接し方

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1.学校への不適応がきっかけとなる睡眠障害 ・友人関係の問題…登校意欲が下がり,起床のモチベーションが下がる ・学習困難…なかなか課題に取り組む気持ちになれず,深夜になってようやくやり始め,課題が終わらないことから就寝時刻が遅くなる。宿題からの回避にゲームやインターネットなどに没頭する ↓ 睡眠相の後退 ↓ 起床困難:「朝起きられないから登校できない」へ これらは一見,睡眠の問題から不登校になったように見えるが,根本的には,学校への不適応が先に立っていることが多い可能性 2.学校が重要なのは勉強のためだけではない ・思春期は睡眠が後退しやすく,登校という社会的な同調因子があることで維持されている 面がある. ・不登校になると外出の機会が減少し,日中に日光を浴びる機会が減少する ・夜間のメディア利用が増加し光刺激にさらされることで,さらに睡眠相の後退が加速する ※日光は,最も基本的で効果的な同調因子であり朝の時間帯に光を浴びることで,睡眠相は前進し,夜の時間帯に光に暴されると,睡眠相は後退する。 〇不登校状態が長期化すると… ・睡眠覚醒相後退障害から,睡眠時間や睡眠時間帯が不規則に なる不規則睡眠・覚醒障害や,睡眠相が徐々にずれていく非24時間睡眠覚醒障害へと移行する。 ・就寝時刻はそれほど後退していなくても,11時間以上の長時間睡眠が持続する者や,十分な睡眠をとっていても日中の過度の眠気が持続する者も多い。(特発性過眠症) 3.不登校に見られる現象 「睡眠酩酊」 ・特発性過眠症の36~ 66%に存在 ・睡眠・覚醒相後退障害の子どもで,後退したリズムにあわない朝の時間帯に起こされることでよくみられる ・登校できるよう,家族が朝に起こそうとしているのに,本人は全く反応しない。 ・起こしている最中から暴言を吐いたり,手を挙げたりする ・しっかり目覚めた後には自分が朝起こされたことを覚えていないことがよくある. 4.睡眠酩酊でおきがちなこと ・朝、家族間の衝突が増え,朝起こすことを諦め起床時刻が後退し,就床時刻もずれていくという悪循環に。 ・どうしても朝から行動しなければならない日に、子どもは前日から徹夜してしようとすることが多くなり、当然その翌日は起床できず,さらにリズムが乱れていく. 5.回復するパターン ・検査入院により生体リズムが安定する ・学年が変わるなどの環境変化をきっかけに登校意欲が回復して回復する などはあるが,睡眠不足や社会的ジェットラグのような不適切な睡眠の状態から睡眠障害に至ると治療には時間を要する。 【参考文献】 平田(2023)子どものこころと脳の発達 Vol.14 No.1 【ベストコメント】 誰か夜中のおしっことめてくれー #睡眠障害 #睡眠相 #不登校 #子どものいる暮らし #子育て #学校 #ゲーム #ネット #インターネット #過眠 #休日 #寝る前に聴きたい #公認心理師 #臨床心理士 #酩酊 #788「学校行かなくても良いよ」って心から言える親はいるの? #光 #日光 #不登校の親 #登校しぶり
8月5日
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