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【起立性調節障害？睡眠の問題？】子どもの『起きられない』の原因と対応
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１．まず疑われる起立性調節障害
【症状】
・自律神経の機能不全により，体を起こす・立ち上がるといった体位の変化にあたり血圧を保持できず，めまいや，立ちくらみ，乗り物酔い，倦怠感などを呈する
・よく知られている「朝なかなか起きられず，午前中調子が悪い」
・起床困難のある小児が学校の先生や一般小児科医にまず疑われる
・中学生の約10％にみられるとも言われる非常に一般的な疾患だが，不登校児童においては，30～40％に認められるとも。
２．概日リズム睡眠・覚醒障害と起立性調節障害
・起立性調節障害は概日リズム障害の合併が多い…睡眠の問題から，自律神経機能の低下や，睡眠相後退に伴って，午前中に十分な血圧上昇が得られず，起立性調節障害の診断基準を満たすようになる子どもも多い
・起立性調節障害をきっかけに，不登校や，睡眠相 後退に陥っていく場合もある
３．脳と起立性調節障害の関連
・血圧と睡眠・覚醒は，視床下部でコントロールされている
→ 視床下部の機能不全に対して、睡眠と血圧の治療が行われることも。
・起床困難…「目覚めていても起き上がることが困難」な病態
・概日リズム睡眠・覚醒障害や睡眠不足症候群などの睡眠の問題の併存…「望ましい時間に目覚めることができない」
※一般小児科医に十分に認知され対応されているとは言い難く補完し合いながらの治療が必要
【参考】
平田（2023）子どものこころと脳の発達 Vol.14 No.1
【ベストコメント】
成人でも徹夜をすると、うつ病を発症するリスクが高くなるそうなので、睡眠はメンタルにも大きく影響しますね。
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8月6日
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