今回はこれまでと路線を変えて、雑談回に近い形で、普段裏方をしているかずねさんに、本活動に参加した理由や参加後の考えの変化について聞いていきます。
今回の配信を通じて、社会活動は自分と少し距離があるなあと感じている方々に、その距離を少しでも縮めていただけたらうれしく思います。
▲改めての自己紹介
・融子さんの大学の部活(オーケストラ)の後輩
・大手都市銀行や日系戦略コンサルティングファーム等を経て、現在は工芸業界に身を置いている
・この手の社会運動には全く馴染みがない
▲なぜこの活動に参加しようと思ったか?
・これまでの社会人経験の中で、各人が自分なりの価値観を築いていくような社会になったら素敵だなと思った
→自分が身を置くコミュニティ(狭くは会社・家庭、広くは社会)で良し・普通とされる価値観に疑いをもたずに従っていても、そのコミュニティを維持・繁栄のために価値観は操作されるから、納得感のある人生は送れない。
加えて、良し・普通とされることから外れずに生き続けるのはほぼ不可能でどこかで外れるため、自分で「良し」の価値観を持っておかないと自分に尊厳を持ち続けられない
・自分なりの価値観を築いていくためには、自分のこれまでの価値観と対比させて磨いていくための材料が必要である
・この配信は、世の中の既存の価値観の問い直しということするため、その材料を提供できると思ったから
▲活動を進めてみて、考えがどう変わったか?
・考えが変わったというより、自分の考えについて活動に参加した当初より解像度が上がった
・「自分なりの価値観の確立」ということが大事だと思っていたが、その価値観を構築するうえでの土台となる価値観は、社会という広い枠組みにおける既存の価値観だった。
・土台となっている価値観というものを所与にしていたが、それ自体を見つめなおす余地があると思った
▲社会運動に対する距離感は変わったか?
・不条理な支配-被支配という関係は自分の身の周りにも多く存在しており、自分もその関係を強いられたことや、逆に強いてしまったこともあったと理解した
・具体的な社会運動として、行動に移せているかというとまだできていない状態だが、まずは構造を理解・意識できるようになったことが大きな一歩だと思っている
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【番組について】
「女子校の後輩と話し始める脱植民地化」は、研究者・中村融子と、その女子校の後輩であるいなだ易が、日本語圏で暮らす多くの人が敬遠しがちな政治イシューについて、確かな情報と多様な視点を元に配信しながら、政治参与の方法を考える番組です。
【番組公式Instagram】
https://www.instagram.com/gs_decolonize_2025
【プロフィール】
中村融子:アフリカ現代美術を起点に、美術の脱植民地化について研究する。現在は「陶芸」に軸を置き、美術と工芸の境界線と、文明・野蛮の概念、ジェンダーなどの交差について考えている。ベナンのアートシーン、フランスの陶産地、日本の陶産地がフィールド。博士(地域研究)。美術手帖『ブラックアート』特集共同監修など。
その他経歴はこちら: https://researchmap.jp/ottk128
Instagramアカウント: https://www.instagram.com/ottk128
いなだ易:中村の女子校の後輩。法律関係の職の傍ら、ジェンダーの観点から様々な媒体に寄稿する文筆家。同人サークル・てぱとら委員会として同人誌『いちいち言わないだけだよ。』『私たちの中学お受験フェミニズム』『推しカプ遍歴インタビュー』などを発行、いなだ易として『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』(青弓社)『ユリイカ』 特集=ヤマシタトモコ、特集=ゆっきゅん(青土社)などに寄稿。
Twitter(X)アカウント: https://x.com/penpenbros
かずね:中村の大学の後輩。オーボエを吹く。
【カバーアート】
大津萌乃さん
Instagramアカウント: https://www.instagram.com/ootsumoeno
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