00:00
-00:00

#96 2度の挫折から本当の「働く意味」を見つけた柳沼さんの人生物語 2

6
高卒・学歴なし。 体力だけが武器。 22歳の彼が、なぜ今「幸せな働き方」を企業に教える存在になったのか? 1.「お前、元気そうだな」── たった15分の面接が運命を変えた 高校卒業間際。 就職活動もせず、進路が決まらないまま焦る日々。 そんな時、友人の父親の紹介で出会った電気工事会社の社長。 「体を動かすのが好きか?」 「はい、それしかできません」 「よし、合格」 わずか15分。 歩いて2分の距離にある会社で、彼の職人人生が始まった。 2.東京ビッグサイト、幕張メッセ── 2〜3ヶ月に1回の休み?戦場のような現場 展示会の仮設電気工事。 スポットライトを設置し、コンセントを這わせ、1〜2日でブースを完成させる。 会期が終われば即日には撤去。 深夜から次の展示会の準備。 徹夜は月に何度も。 休みは2〜3ヶ月に1回。 「見て覚えろ」の世界で、気性の荒い職人たちと肩を並べ、見えない電気と格闘する日々。 給料は20万、30万──。 大学に行った同級生より稼いでいた。 でも、それが「幸せ」だったのか? 3.「このままでいいのか?」── 22歳、心も体もヘトヘトだった 月100〜200時間の残業。 体は悲鳴を上げ、心は疲弊していく。 職人たちも疲れきっている。 不平不満が飛び交い、職場の空気は重い。 転職したくても、学歴もスキルもない。 辞めたくても、次の仕事が見つかる保証もない。 「一体この先、どうしたらいいんだ…?」 希望の見えない日々の中で、彼は大きな決断を迫られていた。 4.そして今──「真逆」を生きる選択 あの地獄のような日々があったからこそ、彼は今こう語る。 「働きがい、やりがい、生きがい── 当時の僕には何もなかった。 だから今、真逆のことをやりたいと思ったんです」 現在、柳沼さんは「Well-being HR」という事業を立ち上げ、 企業に「幸せに働きながら、利益を上げる経営」を支援している。 かつて自分が苦しんだからこそ、伝えられることがある。 誰もが幸せに働ける社会を作りたい── その想いが、今の彼を動かしている。 5.「もう、飛び出すしかなかった」— 後がない状態から始まった、人生の大逆転劇 あなたは、人生で何度「ゼロ」になったことがありますか? 多くの人は、一度もないかもしれません。 しかし、柳沼さんは違いました。 25歳までに、2度も会社を変わる経験をにし、 その度に、人生のすべてを失いかけた男。 電気工事の現場で朝から晩まで働き詰め。 深夜まで荷物を仕分けし、朝8時にまた出社。 「ウェルビーイング? そんなもの、考える余裕すらなかった」 彼が経験したのは、ただ働くだけの人生。 やりがいも、未来への希望も見えない日々。 6.就職先も決めずに退職 — 「追い込まれた」からこその決断 電気工事会社で4年間、必死に働いた柳沼さん。 しかし、心の中のモヤモヤは募るばかり。 「今のままでは耐えられない」 相談できる人もほとんどいない中、 彼が選んだのは、就職先も決めずに会社を辞めるという危険な賭けでした。 普通なら、絶対にやってはいけない選択。 でも、それしか道がなかった。 7.祖母の家庭料理屋で運命の出会い 人生のどん底にいた柳沼さんに、一筋の光が差し込みます。 祖母が営む家庭料理屋の常連客。 その人が、偶然にも車の運転手を探していたのです。 「お前、仕事決めないで 辞めるなよ」 怒られながらも、その人の紹介で会った社長は、 柳沼さんの人生を変える存在になります。 お抱え運転手として1年間、毎日送り迎え。 そして、社長が独立を決意したとき— 「お前も、一緒に来ないか?」 仕事もない。行く場所もない。 だからこそ、彼は迷わず答えました。 「行きます」 8.4人から始まった会社が、 3年で売上10億円へ 倉庫を借りるところから、トラックの手配、営業活動— すべてがゼロからのスタート。 25歳の若さで、柳沼さんは**「0→1」の起業の現場**を体験します。 トラックの運転手でありながら、営業もこなし、マネジメントも担当。 部下は20人。アルバイトも含めれば、さらに多くの人を束ねる立場に。 会社は急成長を遂げ、 たった3年で従業員25人、年商10億円という驚異的な成長を実現。 「やっと、報われる」 そう思った矢先— 9.突然の撤退決定。すべてが水の泡に 3年半、必死に働き続けた柳沼さん。 しかし、ある日突然のトラブルが発生します。 経営方針の変更。 事業部ごと、撤退。 物流事業に関わる全員が、リストラ対象に。 「どうしようもなかった」 深夜まで働き、朝8時に出社する日々。 それを3年以上続けて、最後に残ったのは— 「人に人生を振り回される」という、無力感だけでした。 10.2度の挫折が教えてくれた、 本当の「働く意味」 電気工事会社での4年間。 物流会社での3年半。 合計7年半。 柳沼さんは「やりがい」を感じられない日々を過ごしてきました。 でも、だからこそ彼は気づいたのです。 「自分の人生は、自分でコントロールしなければならない」 そして今、彼は新たな挑戦を始めています。 どん底から這い上がった男の、リアルな人生ストーリー。 あなたの人生にも、必ず響くものがあるはずです。 最終回の第3話もお楽しみに!
11月13日
おすすめの放送
stand.fmの無料アプリでもっと便利に
Google Play Store
App Store
about stand.fm
放送が更新されたらプッシュでお知らせされるので最新の放送を聞き逃さない。
about stand.fm
バックグラウンド再生で他のアプリを使用しながら、放送やライブが聴ける。
about stand.fm
放送やライブ、コミュニティでコメントが送れて配信者とコミュニケーションができる。
about stand.fm
アプリだけでかんたんに音声を収録して投稿できて音声の編集もできる。
jasrac
JASRAC許諾番号
9024598002Y31016
9024598004Y31016
nextone
NexTone許諾番号
000006134
© 2025 stand.fm, Inc.