イマジナリーカキフライにいたる病 第一話
私は昼食の時間が待ち遠しかった。職場の近くにある弁当屋さんの「4個入りからあげ弁当」が大好きで、今日は特にその味が恋しかった。ネットでテイクアウトの注文をし、昼休みの時間に取りに行くと、店員さんは笑顔で私の弁当を手渡してくれた。
弁当をデスクに持ち帰り、ふたを開けると、香ばしい香りが広がった。からあげの黄金色が食欲をそそる。私は一口頬張り、思わず笑みがこぼれた。その瞬間、ふと目を引いたのは、からあげの数だった。なんと、4個入りのはずが5個も入っているではないか。
「これは偶然かな?」と心の中でつぶやく。メニューには「4個入りからあげ弁当」と「6個入りからあげ弁当」と明記されており、からあげの個数はきちんと管理されているはずだ。私の頭の中には疑問が渦巻く。「これは何かのサインなのか、それとも単なるミスなのか?」
私はその日、弁当の味を楽しみながらも、心のどこかでこの謎を解き明かしたいと思った。明日もまた同じ弁当を注文してみよう。もしまた5個入っていたら、これは偶然ではなく、何か特別な意味があるのかもしれない。
その夜、私は夢の中でもそのことを考えていた。明日の昼食が待ち遠しい。果たして、私の期待は裏切られるのか、それとも新たな謎が待っているのか。心が躍る思いで、私は眠りについた。
#イマジナリーカキフライにいたる病