イマジナリーカキフライにいたる病 第二話
私は心の中で小さな期待を抱えていた。昨日、4個入りのからあげ弁当に、なぜか5個のからあげが入っていたのだ。それは単なるミスだったのか、あるいは運命のいたずらだったのか。今日はその真相を確かめるために、再び同じ弁当をネットで注文することにした。
お昼休み、私はワクワクしながら受け取りに行った。弁当をデスクに持ち帰り、フタを開けると、そこにはまたもや5個のからあげが鎮座していた。心臓がドキドキし、思わず声を上げそうになった。
「やっぱり、意図的に入れられてるのかな…」
私は思わず独り言をつぶやいた。もしかしたら、店員さんは私のことを認識していて、特別にサービスしてくれているのかもしれない。あるいは、ただの偶然なのか。
その瞬間、ふと考えた。もしかしたら、これが私の恋の始まりなのかもしれない。からあげの数が、私の心の中で何か特別な意味を持っているように感じた。
私は一口、からあげを口に運んだ。サクッとした食感とジューシーな味わいが広がり、思わず笑みがこぼれる。これが恋の味なのかもしれない。次回も、また5個入っていることを願いながら、私はその瞬間を楽しむことにした。ズンドコ、ズンドコ、心の中でリズムが鳴り響く。私のからあげ弁当は、ただの食事以上のものになっていた。
#イマジナリーカキフライにいたる病