「日本の伝説 06 機織り御前 前編」
著者名:柳田國男
おはようございます、コオリです
734番目に選んだのは「日本の伝説」
最初に出てきた「巻機権現(まきはたごんげん)」とは、新潟県と群馬県にまたがる、日本百名山の「巻機山(まきはたやま)」の麓に祀られている、機織りと養蚕の神様です
この話の中で語られている時代が、仏教が広まる以前なので、室町時代より以前の話がほとんどで、仏教と共に民草の識字率は上がっていくので、本当に言い伝えを調べに調べまくって本にしたためた形です
なので村長が地主ではなく神主があり、神からその土地を借り受けている者たちの主導者、のように扱われていたので現在の神主とはまたちょっと違ったイメージになることでしょう
平安時代の「かわいい」と現代の「かわいそう」が同じ意味として扱わるように、昭和までの「全然」と平成以降の「全然」の使われ方、「やばい」も平成には「すごい」の方向性で使われ、社会の変化に対応して記念日や医療用語の名前が変わったりと毎日変化が沢山あります
もう口伝が伝わっていない地域がほとんどでしょう
1500年ほど前の日本で、人々は一体何をどういう風にとらえていたのか、どこまでも不思議です
また次も聞いていただけると幸いです
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