「日本の伝説 08 行逢阪」
著者名:柳田國男
おはようございます、コオリです
738番目に選んだのは「日本の伝説」
県境なんかは、交通の便を第一に考えて政府が大々的に乗り出して作ってあるのでこの話のようにはなかなかなりませんが、川や山の稜線が境であるというのはこの話にちょっと関わってくるかもしれません
奈良の春日様と、三重の伊勢の大明神様が舟遊びで決めた場所が一体どこであるかはわかりませんが、両県の堺にある高見山が、神様たちが境を決める際は水の下だったのかもしれません
三重に舟戸の地名はまだ残っていますが、奈良には杉谷の地名はあるもののもう人はだいぶ少なく、限界集落となっているようです
それと、杉谷集落跡からもう少し山に入ったところに、「八幡神社」があります
誰もいないものの、境内の維持管理はしっかりしていて、4群計9社が合祀されているのだとか
奈良県の下半分は全て限界集落として登録されているそうです
人口の過疎化が止まらないということは口伝はもう途切れることになるでしょう
また次も聞いていただけると幸いです
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