「日本の伝説 07 御箸成長 後編」
著者名:柳田國男
おはようございます、コオリです
737番目に選んだのは「日本の伝説」
お箸の話は、池の話や有名人の足跡の話と比べるとだいぶわかりやすかった気がします
背の高い一本松が火災から町を守ってくれている、なんてのはよく聞く気がしますが、あれは単純に現代科学的に言うと、天により近い物体がその木しかなかったから落雷による燃焼はその木が引き受けていて、生木は水を吸い上げている関係上燃えにくく、長く鎮座し続ける傾向にある、と言った感じでしょう
屋久島にある「縄文杉」が樹齢約7200年ではないだろうかと言われていて、日本では最高樹齢ですが、世界に目を向けるとどうなのか、7200年なんて霞んでしまうほどながーく生きてきた木がいました
アメリカ、ユタ州の「パンド」、樹木なのですが竹と同じように根っこがつながって増えるタイプの樹林で、約8万年前に根を下ろしただろうといわれ、最も古い生物の一つに数えられているそうです
スウェーデンの「ドイツトウヒ」は樹齢約9550年と推定され、放射性炭素年代測定法と、1万1000年前の氷河期を鑑みて、この樹齢になったのだとか
他の長寿樹たちは5000年を下回るので、三番目に長く生きている「縄文杉」はなかなかに凄いですね
これからも地球の終わりまでしっかり静観していて欲しいものです
また次も聞いていただけると幸いです
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