昨日は朝から、岡本太郎美術館へ。
手前の緑地に置かれたSLにほっこりしたり、
メタセコイアのまっすぐな並木に驚いたり、
池が落ち葉で紅に染まっているのを見て、思わず百人一首を思い出したり。
たどり着くまでの時間も楽しい場所でした。
数日前には東山魁夷の美術館にも行って、
この12月は、気づけば連続で美術館に。
そんなふうに味わっていて、ふと思ったんです。
『あ、これって写経と似ているな』って。
写経って、きれいに書くことや、上手に書くことが目的じゃなくて、
お手本をなぞっていくうちに、
自分の心の動きや変化に気づいていくことが大事なんだそうです。
美術館も同じ。
今はYouTubeや画像で、どこにいても作品を見ることはできる。
でも、あえて足を運んで、その空気の中に身を置く。
その世界にどっぷり浸かって、
「自分は今、何を感じているんだろう」と味わいに行く。
それが、美術館に行く意味なんだなぁと改めて思いました。
ちなみにこの日の目的だった講演会、反対方向の電車で進んでしまい、少し遅刻するという大失敗…。
自分のアホさに、思わず笑ってしまいました。
でも、講演そのものももちろん、
その後の二次会、三次会がとてもよくて。
夢を語る人たちの話を、じっくり聞いたり、
いいことだけじゃない過程の話を分かち合ったり。
一人でふらっと行ったけれど、
肩の力を抜いて、近くの人と自然に話せて、
また一人でゆるっと移動して。
そんな過ごし方が、すごく心地よかったです。
以前は、いろいろ気を使ってしまうタイプだったんですけどね。
誰かと一緒に刺激を受ける時間も好きだし、
一人で静かに自分を感じる時間も好き。
どっちも大事で、どっちも今の私には必要なんだなぁと感じました。
お天気にも恵まれて、なにより。
なんてことないけれど、いい一日。
目的を達成してもしなくても、
ただ「味わう」時間があるだけで、
心って、ほっとするんですよね。
そんな時間を意識的に、一緒に味わえたらいいなと思って企画しているのが、
『心がほっとする飲茶会』です。
一人で来ても大丈夫。
たくさん話さなくても大丈夫。
誰かと一緒にもいいし、一人の時間があってもいい。
美術館で立ち止まって味わうような、
写経で自分の心に気づくような、
そんな “ゆるい安心” の時間を、飲茶と一緒に。
詳細はこちらをご覧ください🍵
https://n4f69.hp.peraichi.com
一緒に、自分を感じる穏やかなひとときを過ごしましょう。 #毎日配信 #心がほっとする飲茶会