認知症の現場では、「甘いものばかり欲しがる」というBPSD(行動・心理症状)がよく見られます。つい問題行動として捉えがちですが、そこには人間としてとても自然な理由が隠れています。
人は悲しみを感じた時、不安な時、心を落ち着かせたい時に、無意識に甘いものを求めます。甘味は一時的に安心感をもたらし、脳に「安全だ」というサインを送るからです。
認知症の高齢者は、自分の不安や孤独、混乱を言葉で伝えることが難しくなります。その代わりに、甘いものを求める行動として表れている可能性があります。それはわがままではなく、心のSOSです。
四毒五悪の視点から見ても、甘味への依存は心身のバランスの乱れと深く関係しています。だからこそ、制限する前に「なぜ欲しがるのか」と人を中心に考えることが大切です。
甘いものを止める前に、その人の悲しみや不安に気づけていますか。行動の奥にある心の声に寄り添うこと、それが尊厳Well-Kaigoです。
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