■おすすめ番組
フェイク・バスターズ2025 “真実”がつくれる時代に?
配信期限1月6日(火)午前5:53
https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-XKNJM21974/ep/MZ6N3X3LW6
参考記事)
私の母が外国人を…“マスコミが報じない真実”追う母娘の記録
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015008391000
“7月5日のうわさ”で観光客95%減 脳のクセも影響?
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015007631000
“わからない”が恐怖に… 御徒町のモスクから見えてきたのは
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015014431000
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
皆さん、おはようございます。内科医たけおです。
新年2日目の放送となりますが、今回は昨年末に放送されたNHKの「フェイクバスターズ」という番組があまりに興味深かったので、その内容をご紹介しました。今回のテーマは医療そのものではなかったのですが、情報の受け取り方として、医療リテラシーにも通じる非常に重要な示唆に富んでいたからです。
まず番組で扱われていたのは、AI技術の進化によって、本物と見分けがつかないフェイク画像や動画が簡単に作れるようになった現状です。特にSNSでは、短い動画や衝撃的な内容が次々と流れてきます。例えば「巨大災害が来る」といった不安を煽る情報は、人間の生存本能として「危険を知らせなきゃ」という心理が働き、意図せず誤情報を拡散してしまうリスクがあります,。
さらに怖ろしいのが、真偽不明の情報であっても「繰り返し触れることで真実だと思い込んでしまう」という心理効果です。これは心理学でいう「単純接触効果」に似ていますが、SNSでは個人の好みに最適化された情報ばかりが表示されるため、偏った情報に何度もさらされ、それを信じ込んでしまうのです,。
番組では、極端な情報を信じ込んでしまったお母さんと、その娘さんの実例が紹介されていました。娘さんが最終的に行き着いた対応は「否定せずに対話する」ことでした。人間は「曖昧な状態」に耐えるのが苦手で、白黒はっきりした分かりやすい答え(正義と悪など)に飛びつきがちです。そこから抜け出すには、手間と時間はかかりますが、丁寧な対話しかないんですね。
これは私が普段接している医療情報の世界でも全く同じです。「〇〇を食べれば治る」「〇〇を避ければ健康になる」といった単純明快な情報は、テレビやSNSに溢れています。しかし、人間の体や医学はそんなに単純なものではありません。分かりやすく単純化された情報や、不安を煽る情報に接した時こそ、私たちは一度立ち止まって注意深く考える必要があると、改めて強く感じました。
というわけで、今年も情報の波に溺れず、正しい知識で健康を守っていきましょう。
それでは、今日も幸せな1日でありますように。心身じゃんけん、ぐー!