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日本の宗教心理学とマインドフルネスの歴史

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日本の宗教心理学とマインドフルネス 1.日本の宗教心理学 ・20世紀初頭に元良勇次郎や石神徳門が前述のホールやスターバックの影響を受け、回心体験の研究などを行う。 ・米国心理学界の中心にいた人物が宗教心理学を研究しており、そうした人物に学んだ日本の研究者も、しばしば宗教を対象としていた。 ・1900年の論文「日本現時学生の宗教心に関する調査の報告」は日本初の心理学的な宗教の調査研究(元良) ・1912年に創刊された『心理研究』に石神徳門の「青年の宗教心:信念初發の年齡及び其動機」が掲載 ↓ 第二次世界大戦の中でこの伝統は途切れ、昭和初期から中期に至るまでの期間、低調になる。 ↓ 1960年代 ・新宗教、キリスト教、仏教の信者に対する大規模な宗教意識調査が行われるが、統計的分析などの実証的研究は少なく、より社会的・実践的な意味合いの強い宗教意識の調査が多くを占めていた。 ・佐藤幸治、平井富雄、秋重義治などの研究者が曹洞宗の僧侶の協力を得て、坐禅中の脳波や生理的指標を測定するという「禅心理学」が行われた。初期は大規模に展開され、世界的に見ても先駆的なものだったが、現在の同種の研究であまり参照されることはなく、当時の成果はほとんど忘れ去られている。 ↓ 1970年代 米国で宗教心理学が復興したが日本では心理学者による宗教の研究はほとんど見られない。 ↓ 1970年代以降「新霊性運動」に伴い、宗教的な心理学が存在感を増す。近代科学の超克を唱え、東洋の知識との融合を目指した「ニューサイエンス」が広まり、その枠組みに基づいた心理学が展開された。 2.トランスパーソナル心理学 ・1970年代以降のニューサイエンスの一つ ・人間性心理学から発展、自己実現の先に宗教体験を含む自己超越の体験を求め、瞑想などを取り入れた心理療法を開発。 ・中国の気功研究と協力し、気のエネルギーの測定を実施。 ・ユング心理学もこれらの要素を包含し、ニューサイエンスの時代の心理学の拡大に関わった。 3.日本のトランスパーソナル心理学の動向 ・1991年に人体科学会、1996年に日本トランスパーソナル学会が、1998年には日本トランスパーソナル心理学/精神医学会が設立される。 ・積極的に宗教体験を得ようとするなど宗教的な要素が含まれているため、宗教思想とし て宗教学者の研究対象となり、これらを扱ったものも宗教心理学と呼ばれることになった。   ・米国心理学会の動向を反映した宗教心理学的研究も1990年代から徐々に増加し、より幅広い「日本人の宗教性」を対象にした研究も行われるようになった。 ・2003年「宗教心理学研究会」が設立。 ・2010年代 マインドフルネスへの注目が高まり、心理学においても 研究が進められるようになる。 4.マインドフルネス ・上座部仏教の瞑想や禅、ヨーガを組み合わせた上で宗教性を取り除き、認知行動療法としてプログラム化したもの。 ・米国で1990年代の誕生の後、東洋的技法への関心も相まって大流行し、医療分野に留まらず企業でストレス低減のために用いられたり、「マインドフルな」商品が販売されたりする。 5.日本のマインドフルネスの動向 ・2010年代から日本心理学会、日本行動療法学会などで毎年発表が見られるようになる。 ・2010年に日本マインドフルライフ協会設立 ・2013年には日本マインドフルネス学会設立   藤井(2024)宗教認知科学および宗教心理学の研究動向, 國學院大學学術情報リポジトリ 【ベストコメント】 薬なんて使わなくても、世の中をまっすぐ見れば幻覚でしかないのにな… #宗教 #宗教心理学 #マインドフルネス #坐禅 #学会 #禅 #心理学 #公認心理師 #臨床心理士 #トランスパーソナル #ユング
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