認知症は、病名でしょうか。
私は、それだけでは捉えきれないと感じています。
確かに医学的診断名は存在します。
しかし、目の前の高齢者の姿は、診断名だけでは説明できません。
認知症とは、脳の働きの変化によってあらわれる“状態象”です。
体調、睡眠、環境、人間関係、そして呼吸の深さによっても、その状態は揺れ動きます。
昨日できなかったことが今日はできる。
混乱していた時間のあとに、穏やかな時間が訪れる。
それは「良くなった」「悪くなった」という直線的な変化ではありません。状態が変化しているのです。
状態象として捉えるとき、関わり方は変わります。
治す対象ではなく、ともに整える存在として向き合う。
評価の前に、一呼吸。
判断の前に、環境を整える。
認知症は、その人の人生そのものではありません。
状態は揺れます。だからこそ、希望もまた揺れながら存在します。
あなたは今、病名を見ていますか。
それとも、その人の“今の状態”を見ていますか。
尊厳実践隊
尊厳教育実践研究所|SONGEN Dignity Lab
創設メンバー国際共創3ヶ月プログラム
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