昨日、産業カウンセラーの課題で、
自分のカウンセリング記録を振り返っていました。
課題を提出したあと、
さらに別の逐語記録にも取り組んでいたら、ふと大切なことに気づきました。
私は30年ほど前、
子どもの学習支援の仕事をしていました。
そのころの関わり方は、
「褒める」「励ます」が中心でした。
でも今回、カウンセリングを学ぶ中で、
はっきりと気づいてしまったんです。
褒めるというのは、
自分の価値観で相手を評価すること。
励ますというのは、
相手をある方向へ動かそうとすること。
そう気づいた瞬間、「褒める」も「励ます」も、なんだかしっくりこなくなりました。
では、どう関わったらいいんだろう?
しばらく、そこで立ち止まっていました。
そのとき、課題のケースを考える中で、ひとつのことが見えてきました。
あるケースに、こんな方がいました。
会社に行こうとして駅までは行くのに、会社とは反対の方向に歩いてしまう。
でもその方は、
毎朝「行かなければ」と思いながら、
駅までは行っているんです。
そこにはすでに、
・仕事への責任感
・何とかしようとする姿勢
という”強み”が表れている。
そして、そもそも相談に来ているという事実そのものが、
その人が大切なものを
大切にしようとしている行動です。
つまり私が気づいたのは、
「今すでに発揮されている強みを、
見つけて、認める」
ということでした。
それは評価でもなく、
相手を動かそうとする
励ましでもない。
「今ここにある力」を
一緒に見つけて、
言葉にして返すこと。
すると相手にとっても
「あ、確かにそうだな」と、
納得感のある形で
受け取ってもらえる気がします。
そして不思議なことに、
今の状態を認めてもらえると、
人は自然と力が湧いてくる。
人は、認められた強みから
動き出すのかもしれません。
この関わり方は、
カウンセリングの場だけじゃなく、
日常の人との関係でも
大切にしたいと思いました。
誰かを評価するでもなく、
誰かを動かそうとするでもなく、
今そこにある強みを見つけて認めること。
それは、その人の存在を、
そのまま受け取ることに
つながるのかもしれません。
そして、それは大切な
自分自身に対しても、
そうしていきたいと思います。
この気づきが、
自分の中でとても腑に落ちて、
しみじみ嬉しい気持ちになりました。
【今日の感情】
もがいた後のしみじみ嬉しい
#産業カウンセラー #毎日配信