助産師としてたくさんの家庭を見てきて感じることや
人生の見方が少し楽になる話をしています。
子育てシリーズ、今回は「産後に夫婦仲が悪くなる理由」についてお話ししました。
妊娠する前までは仲が良かったのに、出産をきっかけに関係がギクシャクしてしまう。
これ、実はとてもよくあることです。
では、なぜそんなことが起きるのでしょうか。
結論から言うと、
コミュニケーションエラーです。
・もともとお互いの理想や価値観にズレがあった
・気になっていたことを見ないようにしていた
・妊娠・出産をきっかけに、それが表に出てきた
こういったケースはとても多いです。
例えば、義母との関係。
以前から少し気になっていたけれど、夫には言えなかった。
それが産後に一気に負担になってしまうこともあります。
また、出産後はお互いに大きな変化が起きます。
女性はホルモンバランスの変化と、初めての育児が24時間続くことで、心の余裕がほとんどなくなります。
理性的に考える余裕がなくなることも珍しくありません。
一方で男性も、父親になる責任やプレッシャーの中で、
これまでとは違うパートナーの変化に戸惑います。
・自分を見てくれなくなった
・距離を感じる
・どう接していいかわからない
こうしたすれ違いが積み重なっていきます。
さらに、夫婦関係に影響が出るケースとしてよくあるのが、
二人目不妊や夫婦生活のズレです。
どちらが悪いという話ではなく、
お互いが違う立場で必死に頑張っている中で、
コミュニケーションがうまく取れなくなってしまうんですね。
だからこそ大切なのは、
事が起こる前に話すことです。
「先に言えば説明、後から言えば言い訳」
この言葉の通り、冷静に話ができるタイミングで、お互いの状況や気持ちを共有しておくことが、とても大切になります。
そしてもう一つ大事なことは、
もともとお互いが好きで結婚し、家族になった相手だということ。
産後は関係が崩れる時期ではなく、
関係を作り直していくタイミングでもあります。
いいところだけではなく、うまくいかない部分や余裕のない自分も含めて、見せ合える関係になっていく。
そういう意味では、夫婦として成長する大きな節目とも言えます。