知らない土地を歩いているのに、なぜか道を聞かれる。
豊川稲荷の近くでも、大阪に着いて数歩のところでも、「すみません」と声をかけられる。本人はその土地の人間ではないのに、たまたま看板を見ていたり、なんとなく方向を知っていたりして、結果的に案内できてしまう。
この記事は、そんな小さな出来事から始まる、自分の性格についての話です。
目立ちたくない。波風を立てず、黒い服でまちに溶け込んで歩いていたい。けれど、しゃべることや表現することには、ずっと惹かれている。前に出たくないのに、話したいことはある。その矛盾が、道を聞かれるエピソードを入口に、飲み会で聞き役に回る話、ゲームの進め方に出る完璧主義、一人で完結してしまう趣味の危うさへとつながっていきます。
バイオハザードを攻略サイトなしで進めたくなる。桃太郎電鉄は100年で始めて終わらない。ピクミンは一匹も食べられずにクリアしたくなる。どれも少し笑える話でありながら、「自分で決めたルールの中に入り込んでしまう」性格がよく出ています。
そして最後には、一人で抱え込むばかりではなく、誰かと一緒にやる趣味や、声をかけてもらえる関係への小さな期待も見えてきます。
大きな結論を出す記事ではありません。けれど、目立たずに歩きたい人が、なぜか人に呼び止められ、聞き役でいながら、こうして言葉を外に出している。その少し面倒で、少しおかしいところに、話し手としての私らしさが出ています。