昨日も大きく下落し、日経平均も安く始まりそうです。乱高下が続いています。
ニュースは「生産者物価と中東情勢、原油高で株が弱い」とまとめて説明しがちですが、原因は切り離して考えたほうがいいと思っています。いま一番効いているのは金利です。30年債利回りが高値を突破しました。30年債が見ているのは財政です。中東情勢が長引けばアメリカは資金を使う。その財政リスクが意識され始めた、という読み方をしています。
需給の面では、ナスダック100先物が出来高を伴って下落した一方、ETFや指数に投げ売りは出ていません。現物が崩れているというより、先物主導の揺さぶりに見えます。
もう一つ、周りとは少し違う視点も話しました。原油高は悪いことだけなのか。原油の産出量1位はアメリカです。調べればすぐ出てきます。原油が上がれば売る単価も上がる。急騰急落は設備の稼働などで問題が生じますが、総体としてアメリカ経済は原油高をある程度カバーできる構造になっています。悲観一辺倒の話ではありません。
そのうえで、「落ち着けば原油は下がる」という政府高官のコメントが出ている中で逆に急騰している。これは対応を催促するようなメッセージ性のある動きに見えます。必ず何か手が打たれる、という話ではありませんが、そう見えるということです。
今夜の消費者物価と、その後の政府のコメントや対応に注目しています。
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下田祐樹/株式会社TODOKERU 代表
証券会社で17年、商品を売る側にいました。
いまは商品を売らず、お金も預からず、助言だけを行っています。
関東財務局長(金商)第3348号 / 投資助言・代理業
加入協会:一般社団法人 資産運用業協会
※本配信は個人の相場観であり、特定の銘柄・売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。