月曜はAI開発をめぐる報道でAI関連を中心に下落しましたが、中身が「ルールを整えよう」という話だったこともあり、1日で消化されました。そして昨夜のFOMC。利上げ自体は織り込まれていましたが、年内もう1回という追加利上げの想定が出て、そこを意外と受け取った向きから一時急落しています。
今回は、国債利回りの見方を整理しました。私は2年・10年・30年の3本を見ています。
2年は、利上げや政策金利といった短期の政策をどこまで織り込んでいるか。10年は今の金利状況の「トータルな体温」で、全体として高い状態が続くのか、上昇トレンドなのか。ただしこれだけでは判断できません。30年は財政リスクです。アメリカの財政に懸念が出たときに動きます。
今週、上に大きく上がったのは2年だけでした。10年はジリ高、30年は上がっていない。「5%を突破した」と騒がれますが、水準そのものはすでに織り込まれています。大事なのは変化幅で、そこからどう動いたかを見に行くほうです。つまりインフレについては、ある程度織り込まれたと見ています。
FOMC後の急落も、15分足で出来高を見ると大したことがありませんでした。売られたというより、買いが入らないところに売りを仕掛けられた形です。だからすぐ戻りました。
前提として置いておきたいのは、この議論が成り立つのはアメリカの景気が強いからだということです。昨日の小売売上高も強烈でした。インフレに負けていない。だから利上げができる。「利上げ=悪」ではありません。
そして今回いちばんお伝えしたいのは、変動率のことです。この局面は変動率が異常に大きい。過去の経験則で変動率をコントロールしようとすると、ロスカットに引っかかります。1日でこんなに下がるのか、という動きが普通に起きます。
もし「まったくうまくいかない」「失敗ばかりだ」と感じている方がいるなら、それは能力の問題ではありません。変動率が大きいからです。そういう環境だという前提を置いたうえで、長期の資産配分で考えるほうがいいと思っています。
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#22 消費者物価は織り込み済み|相場の主役は中東情勢へ
#米国株 #FOMC #金利 #資産運用 #投資初心者
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下田祐樹/株式会社TODOKERU 代表
証券会社で17年、商品を売る側にいました。
いまは商品を売らず、お金も預からず、助言だけを行っています。
関東財務局長(金商)第3348号 / 投資助言・代理業
加入協会:一般社団法人 資産運用業協会
※本配信は個人の相場観であり、特定の銘柄・売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。