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今週のBitcoin(ビットコイン)は、一時 87,220ドルまで上昇しました。
でも、10月3日の終値は約 84,754ドル。
「87Kまで行ったなら、もう上抜けたのでは?」
と思うかもしれません。
ただ、今週のデータを細かく見ると、少し違う景色が見えてきます。
今回の結論は、
「資本回帰を維持。供給吸収への格上げは保留」
です。
市場の中身は、むしろ改善しています。
・Realized Cap(リアライズド・キャップ)は増加
・Accumulation Trend Score(アキュムレーション・トレンド・スコア)も改善
・90日損益比率も上昇
つまり、
買い手は戻ってきている。
ここはかなり確認できています。
ただ、今回面白いのは、
「なぜ87Kまで上がったのか?」
です。
Glassnode(グラスノード)の注文板を見ると、85K付近にあった大きな売り注文は、
一部が約定し、一部が取り消されました。
その結果、上の売り注文が薄くなった空間を価格が一気に走り、売り注文の集中は87K付近へ移っています。
つまり、
巨大な買いが、すべての売り壁を食べ尽くしたとは限らない。
「買いが強かった」だけではなく、
「売り手が一時的に道を空けた」
ことも、今回の上昇を助けた可能性があります。
さらに上には、
・6〜12カ月前にBTCを取得した層:約 89.1K
・1〜2年前にBTCを取得した層:約 97K
というコストベースがあります。
現在価格では、この2つの保有層はいずれも、それぞれの取得原価をまだ下回っています。
価格がそこへ近づけば、
「やっと戻ってきたから売りたい」
という供給が出てくる可能性もあります。
そして今週は、Long-Term Holder(ロングターム・ホルダー)の供給減少幅も拡大。
古いBTCの活動も増えています。
一方で、
・利益確定の勢いは前週より鈍化
・先物市場は過熱していない
・中期的な市場構造は改善
というプラス材料もあります。
つまり今のBTCは、
「買い手がいるかどうか」を確認する段階から、
「戻ってきた買い手が、上から出てくる売りを本当に吸収できるか」を確認する段階へ進んだ。
今回は、
・87Kまで上昇した本当の中身
・85Kの売り壁がどう変化したのか
・89K、97K付近にいる保有層
・長期保有者の動き
・ETF(イーティーエフ)
・先物市場
・マクロ環境
・次に見るべき84.84Kと86K
まで整理します。
価格が上がったから強気。
下がったから弱気。
ではなく、
需要と供給のどちらが、本当に勝っているのか。
ここをファクトベースで見ていきます。