【閏月(うるうづき)】
閏月の計算方法は、使用する暦によって異なりますが、ここでは一般的な太陰太陽暦の閏月の計算について説明します:
基本的な考え方
月の周期と太陽年:一ヶ月は約29.5日(朔望月)ですが、太陽年は約365.24日です。この差を調整するために閏月が必要になります。
19年周期:多くの太陰太陽暦では、19年周期(メトン周期)を利用します。この周期では、19年間のうちに7回の閏月を挿入します。これは、19年が約235個の朔望月(235 × 29.53059日 ≈ 6939.689日)とほぼ一致するからです。
具体的な計算方法(例:中国の伝統暦)
19年周期の設定:
19年間のうち、7回閏月が必要となります。
閏月の位置:
どの年に閏月を挿入するかは、特定のルールに基づきます。中国暦では、冬至の次の新月から年が始まるため、冬至の位置を基準にして閏月を決定します。
閏月のルール:
通常、閏月は12ヶ月のうちの一つと同じ名前をもつ(例えば、閏五月など)。
閏月は、冬至と次の冬至の間に13個の新月がある場合に挿入されます。これは、通常の12ヶ月では12個の新月しか含まれないため、追加の1ヶ月が必要になるからです。
計算手順:
まず、年の開始点(例:冬至の次の新月)を決めます。
各年の新月を数え、13個目の新月が出現する年を特定します。
その年は閏月を持つことになります。どの月が閏月になるかは、新月のタイミングによって決まります。
具体例:
19年周期の年数:1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19
閏月を追加する年:第3年、第6年、第9年、第11年、第14年、第17年、第19年
このように、19年間のうち特定の年で閏月を挿入することで、月の周期と太陽年のズレを調整します。しかし、暦の種類や文化によっては、このルールが微妙に異なる場合があります。計算は複雑で、専門家や特定の暦計算ソフトウェアを用いることが一般的です。