【猿人の前の人類って?】
猿人(アウストラロピテクスなど)の前の人類にあたるのは、原猿類(プロトプリマート)や霊長類の初期の祖先になります。具体的には、以下のような段階があります。
1. プロトプリマート(原始的な霊長類)
約6500万年前(白亜紀末~新生代初期)
恐竜が絶滅した後に登場した小型哺乳類
木の上で生活し、昆虫や果実を食べていた
例: プレシアダピス(Plesiadapis)
2. 最初の真の霊長類(初期霊長類)
約5500万年前(暁新世)
木登りに適応し、立体視が可能になる
指が長く、樹上生活に適した構造を持つ
例: アダピス類(Adapidae)、オモミス類(Omomyidae)
3. 類人猿との分岐(猿と人類の共通祖先)
約2500万年前(漸新世)
サルと類人猿(ヒトの祖先)が分かれ始める
大型化し、脳も発達
例: プロコンスル(Proconsul) → 類人猿と人類の共通祖先とされる
4. 初期のヒト科(猿人の前の段階)
約700万~600万年前(中新世後期)
チンパンジーとの共通祖先から分岐
直立歩行の兆候があるが、樹上生活も続けていた
例: サヘラントロプス(Sahelanthropus)、オロリン(Orrorin)
こうした進化の流れを経て、400万年前頃に猿人(アウストラロピテクス)が登場し、さらに進化を遂げてホモ属(原人・旧人・新人)へとつながっていきます。