日経MJ
2023/9/13
JR東日本は新幹線を使った荷物の大量輸送の実証実験を報道陣に公開した。旅客のいない新潟と東京の車両基地で荷物を積み下ろしすることで作業を効率化し、過去最大規模となる約700箱を輸送した。
トラック運転手の長時間労働が制限される「2024年問題」が懸念される中、新たな輸送手段として荷主の需要を取り込む狙いがある。
上越新幹線の臨時列車を使い、新潟県から都内まで鮮魚や枝豆、お菓子などを運び込んだ。列車には旅客を乗せず、全12両のうち7~10号車の計4両に荷物を積載した。東京まで運んだ荷物は首都圏のスーパーやJR東の駅ナカ店舗などに納品した。
JR東が同様の実験をするのは今回が2回目となる。
初回は青森県内の車両基地から埼玉県の大宮駅まで貨客混載で約600箱を運んだ。今回は積み込み・積み下ろしともに広いスペースを確保できる車両基地を使用。旅客のいない列車を走らせることで途中駅での乗り降りにかかる時間をなくし、より多くの荷物をさばけるかを検証した。
同社は21年から新幹線を使った小口の荷物輸送サービス「はこビュン」を展開する。
現在は車内販売の準備室に約40箱を載せて運用している。JR東マーケティング本部の堤口貴子マネジャーは「より大量の荷物を運びたいという荷主の需要は高い」と話し、今後の事業化を目指す。
<ポイント>
貨物列車ではなく新幹線で運ぶメリットは、何といってもスピード。
例えば、名古屋から東京間なら1時間40分で届けれるわけですから、これほど速い輸送手段は飛行機以外はありません。もし、ドローンが普通に飛べるようになれば可能かもしれませんが、安心・安全・確実に届けるとなれば新幹線は有効です。
しかし、積み下ろしに時間がかかり、配送トラックへの積み込みが手間取ったら最大の特徴が活かせません。
そこでです!
ホームの屋根の上に全天候型のベルトコンベアーを設置して乗客の頭の上を通って、荷物を乗せる車両位置まで運び、簡易エレベーターでホームまで下ろすのです。これならホームに乗客がたくさんいても大丈夫です。
・・・と勝手に妄想してみました。以上です。
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