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#121詩吟による耳できく短歌 僧正 遍照(そうじょう へんじょう)

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天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむ 意味)天を吹く風よ 天女たちが帰っていく雲の中の通り道を吹き閉ざしてくれ。乙女たちの舞姿をもうしばらく地上にとどめておきたいのだ。 「天つ風」は、空高く天を吹く風のこと。 「雲の通ひ路」とは、雲の中にある天上と地上を結んで居る通路のことで、天女が、そこを通って天と地を行き来すると考えられていました。 陰暦11月(今で言う12月頃)に行われる新嘗祭(にいなめさい)で舞う4〜5人の未婚の女性で、貴族や国司の娘が選ばれました。新嘗祭とは、稲の収穫を祝い、翌年の豊作を祈願する、宮中最大の儀式です。 地上のその舞姫の姿を天女に見立てて詠んでいるんですね。この歌は、作者が35歳で出家する以前に詠まれているんですね。 作者の僧正遍照は、平安時代前期の僧で、歌人。 54代仁明天皇に仕えるエリートでしたが、天皇が亡くなり出家。比叡山に入り、後に僧正と言う高い位につきました。出家する前は、深草少将と呼ばれ、小野小町に恋する男として、『大和物語』にも 登場しています。小野小町とは、歌を送り合う仲だったそうです。
2024年10月2日
コメント(4)
ショコ
かずはさん、こんばんわぁ🌜️🌾🍂☄🌠 私の住む隣町に小野小町ゆかりの地があり、深草少将の頃は、ひと山越えて会いに来られたとか💫💫☄️☄️🫰💓小野から、深草迄今なら🚘️で、10分位の場所です🥰🍀今日の歌はとても、身近に感じました、ありがとうございます🙇‍♀
2024年10月2日
いいね 1
かずは@80歳詩吟講師が送る耳できく短歌
ショコさん まぁ!小野小町ゆかりの地が、お近いんですね〜。コメント有難うございます😊
2024年10月5日
のりこちゃん
季節が激しく代わる今、のどの管理は並大抵でないと存じます。ご提供を感謝、感謝です👏
2024年10月2日
いいね 2
かずは@80歳詩吟講師が送る耳できく短歌
のりこちゃん コメント有難うございます。 喉は、お陰様で、今のところ大丈夫です〜。
2024年10月2日
いいね 1
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