こんにちは、溝口駅長です。
今日は「セルフイメージにとらわれすぎない」というテーマで、私自身の経験を交えながらお話ししたいと思います。
誰もが何かしら「私はこういう人間だから」という自己認識を持っているかと思います。しかしそれが、時として新しい可能性の芽を摘んでしまうことがあります。
私の「しゃべるのが苦手」という呪縛
私は子どもの頃からずっと「しゃべるのが苦手」というコンプレックスを抱えてきました。
親が厳しくて、事あるごとにきつく叱られていたため、自分から話すことが怖くなってしまったのです。
成長期にたくさん話す経験を積めなかったので、しゃべりがうまくなるわけがありません。
人前で話すことへの恐れは長く付きまとい、自己表現の機会を自ら制限する結果となっていました。
しかし、趣味の活動を通じて状況は大きく変わりました。
なにせ、今では音声配信までしているのですから、かつての自分からは想像もできない変化を遂げています。
この変化は一朝一夕には起こったのではありません。少しずつ挑戦を重ねることで、新しい可能性が開けていったのです。
「私にはできない」と決めつけない
しゃべり以外にも、苦手なことはたくさんありました。
例えば、文章を書くことにも苦手意識を持っていました。
しかし、鉄道の旅行記をブログに書き始めると、徐々に楽しさを見出すようになりました。
最初は何を書けばいいのかも分からず、文章の構成にも苦労しましたが、読者のことを考えながら書く経験を重ねることで、文章力も向上し、より書きたいという意欲も湧いてきました。
写真撮影も下手でしたが、続けていればそれなりに上手くなりました。
一眼レフカメラも持たず、いわゆる「撮り鉄」でもない私。ですが、旅の記録としてスマホで写真を撮り続けるうちに、構図の取り方など、少しずつ上達を実感できるようになりました。
今では撮影すること自体が旅の楽しみの一つとなっています。
セルフイメージの罠
「自分はこういう人間だから、これはできない」という思い込みは、新しいことへの挑戦を妨げがちです。
しかし、よく考えてみれば、経験していないことができないのは当然です。
野球の例で言えば、バットを振ったことがない人がいきなりホームランを打てるわけがありません。何度も練習を重ねることで、初めて上達への道が開かれるのです。
特に大人になってからは、失敗を恐れる気持ちが強くなり、新しいことへの挑戦を躊躇しがちです。完璧を求めすぎることは、かえって成長の機会を失うことにもなります。
最初は下手でも、続けることで必ず上達の兆しが見えてくるものです。
セルフイメージを更新しよう
セルフイメージは年齢とともに変化して当然です。
子供の頃にできなかったことも、大人になれば可能になることがたくさんありますよね。
年齢を重ねることで知識や経験が増え、体力や技能も変化していきます。
自分自身の変化に気づき、自分のイメージを定期的に見直してみましょう。
「本当に自分はこんな人間なのか」
「今ならこんなことができるのではないか」
と考えることが大切です。
周囲の環境の変化によっても、できなかったことができるようになることはよくあります。
例えばスマートフォンの普及前と普及後では、世界がずいぶん変わりました。
私の場合、50代になって初めてライブ配信を始めました。
かつての自分なら「そんなの無理」と即座に否定していたでしょう。しかし、趣味のブログなどでの成功体験を重ねることで、挑戦することへの抵抗が少なくなったように感じます。
失敗を恐れる気持ちよりも、新しいことを始める楽しさの方が大きくなってきたのです。
外部の視点を取り入れる
「自分のことは、自分が良くわかっている」
と思いがちですが、本当にそうでしょうか?
意外にも、自分のことを客観的に見るのは難しいものです。時には第三者の意見を聞くことで、自分では気づかなかった可能性が見えてくることもあります。
私は「しゃべるのが苦手」と思い込んでいましたが、それは子ども時代の話。
得意な鉄道ジャンルで、ブログや音声配信に挑戦したことで、実はしゃべりが好きだということに気づけました
このような気づきを得るためには、以下のような方法が効果的です。
自己分析ツールを使って自分を客観視する
信頼できる友人に率直な意見を求める
評判の良い自己啓発セミナーを受講する
専門家のカウンセリングを受ける
私はこのすべてをやってみました。その効果は、ご覧の通りです(笑)
いきなり他人に「私のこと、どう思う?」と聞くのはハードルが高すぎるので、まずは自己分析から始めてみるのをおすすめします。
書店に行けば、自己啓発本がたくさん並んでいます。買うのがもったいないという人は、中古本や図書館でも十分です。
気になる本を手に取ることが、最初の一歩です。
自己啓発の罠に陥らないために
ただし、自己啓発に関する取り組みには注意も必要です。
世の中には「すぐに変われる」、「簡単に成功できる」といった、やや怪しげな謳い文句のセミナーも存在します。
大切なのは、自分のペースで着実に成長することです。無理のない範囲で、しかし継続的に新しいことに挑戦していく姿勢が重要です。
新しいことへの一歩
昨日、情報発信の方法についてお話しした際も触れましたが、「自分には向いていない」という思い込みで新しいことを避けるのはもったいないことです。
特に今は、ブログやSNS、音声配信など、無料で始められる手段がたくさんあります。失敗しても大きなリスクはありません。
新しい発見や人との繋がりは、思い込みを超えて一歩を踏み出すことから始まります。
セルフイメージという枠にとらわれすぎず、興味のあることに挑戦してみてはいかがでしょうか。一つの成功体験が、次の挑戦への自信につながっていくはずですよ!