こんにちは、溝口駅長です。
今日は「上を向いて歩いてますか?」というお話です。
これは「目標を高く持て!」というような、高尚な人生訓ではありません。
文字通り、物理的に頭を上げて、周りの景色を見ていますか? という、とてもシンプルな問いかけです。
見失いがちな日常の美しさ
近年、街を歩いていると、スマートフォンに顔を向けたまま歩く人をよく見かけます。
自転車に乗りながら、あるいは車の運転中でさえ、スマホを手放せない人が増えています。
しかし、時にはスマホを置いて、空を見上げてみてはどうでしょうか。私は日課の散歩の際、意識的にこれを実践しています。
雲一つない青空の美しさ
面白い形をした雲の観察
遠くの山々の緑や紅葉
季節の移ろいを感じる風景
こういった何気ない風景に目を向けるだけで、不思議と気分が明るくなる経験をしています。
五感で感じる幸せ
空の美しさに限らず、私たちの周りには心を癒してくれる要素が数多く存在します。
川のせせらぎの心地よい音
一生懸命に働く小さな生き物たちの姿
肌で感じる風や温かさ
耳に届く心地よい音楽
人間も自然界の一部です。そのため、五感で直接感じる心地よさは、私たちの心に素直に響きかけます。
スマートフォンという障壁
かつてはテレビが悪者扱いされていました。
「テレビばかり見ていると頭が悪くなるよ!」なんて言われたものです。
しかし、現代のスマートフォンはテレビ以上に私たちの生活に深刻な影響を与えています。起床時から就寝時まで、ほぼ常に画面を見ている人もいるのではないでしょうか。
通知やメッセージの確認が気になって手放せない。そんな状況は、本来の人間らしい、豊かな感性での生活を阻害していると思うのです。
心の余裕を取り戻すために
仕事でスマートフォンが必要な方も多いでしょう。しかし、休日くらいは意識的に距離を置いてみてはどうでしょうか。
決まった時間だけ使用する
機内モードにして電波を切る
特定の時間は電源を切る
外出時はカバンにしまう
小さな幸せの再発見
お金をかけなくても、私たちの周りには幸せを感じられる瞬間が無数に存在します。それは高価な買い物や豪華な食事では得られない、素朴で純粋な喜びかもしれません。
時には立ち止まって、空を見上げ、風を感じ、鳥の声に耳を傾ける。そんなささやかな習慣から、新しい発見や喜びが生まれるかもしれません。
皆さんも、日常の中で気持ちの良い瞬間を見つける工夫をされているでしょうか。良いアイデアがありましたら、ぜひ教えていただけると嬉しいです。