本放送は、「ダルトン・インベストメンツの株主提案事例(2025年版)」の要約抜粋音声です。ご関心があれば原文レポートもお読みください。
https://note.com/better_equation/n/n722973eb51c2
ーーーー放送の概略ーーーー
2015年〜2025年、米系アクティビストのダルトン・インベストメンツは江崎グリコや新生銀行、豊田自動織機など複数の日本企業に対し、企業価値向上やガバナンス改革を促す株主提案を行いました。主な提案内容は、低PBRや豊富な内部留保への対応として、自己株式の取得、経営陣の株式報酬導入、社外取締役の増員などです。
提案自体は多くのケースで否決または撤回されましたが、提案後に企業側が株主還元策の拡充(自社株買い・増配)やガバナンス改革、資本効率改善策などを自主的に実行する例が多く見られました。提案が直接通らずとも、経営方針に影響を与え、実質的な改革を促す重要な役割を果たしています。