【やったことないけど、試してみてほしい日常で使えそうな小ネタのコーナー】
ビニール袋の口が開けにくいとき:指を少し湿らせて袋の端をつまむとスムーズに開けられる。
1.哲学的探求における〈問い〉
・自分を世界の外において、客観的、分析的に物事を捉えることではない。
・単なる話し合いのテーマでも、問題を解き、解答を与えることが求められているような問題や課題でもない。
・それぞれの人が自分の生を参照し、気づきを持ちつつ理解していくこと、感情も知性も両方働かせて行う探究。
・私たちの経験や対話を根底で支えている、そして対話のなかで見出し直される世界や生の体験の普遍性、共同性を示すものであり、その共同的探求への誘い。
・相手と共にcon- 生まれる naîtreこと、「相手におのれを分かち与える共生共苦」(霜山2000)。
・他者の経験に、「自分ごと」として生の経験の「本質」を見出し、共に知り、感じ、生きようとすること。
2.哲学的探究=共感
・哲学における共感は、感情面に限らない間主観的な世界や生の意味を理解していくという「知的」な行為
・「単なる追体験や安価な同情、また感情の伝染」といった単なる感情の動きだけではなく、「他者の体験を、その内容や状態においてではなくそのはたらきにおいて共に感じること」(霜山徳爾:日本における臨床的心理療法の先駆的存在)
・何をどのような時に「正しい」「美しい」「苦しい」と感じるかの内容や状態はそれぞれの人で多様であっても、そのはたらきにおいては、なんらかの共通性や相互理解が可能な統一性がある。
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・他者や自分の多様な体験の中にある共通する統一性、普遍的な本質を見出していくという知的探求
・逆説的に他者の表面的な体験ではなく、人の独自な中枢的体験を感じ、個別的存在性そのものを捉えること。
・その核心にあるものを理解できた時、私たちは初めて、自分と他人との経験が本質的にはつながっていることに気づき、「問題になっているのは、正に自分のことなのだ」と信じることができる(霜山)。
例)
ある人が友人の失恋話を聞いているとします。単に「かわいそうだね」と同情するのではなく、「なぜ友人はそんなに悲しいのか」「自分だったらどう感じるか」と深く掘り下げて考えるのが哲学的探求です。友人の経験を「自分ごと」として捉え、その悲しみの本質を理解しようとすること
【参考】
高橋(2017)哲学対話とスピリチュアルケア, Osaka University Knowledge Archive
【ベストコメント】
なめずとも
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