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【うつ病の多様性】ストレスとの意外な関係

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1、ストレス脆弱性に対する二つの視点 ①    心理学的な視点…ストレス脆弱性は,パーソナリティ特性やストレス対処方略によって規定され,単一の特性によって決定されず複数の心理特性によって形成されるため各個人のプロフィールが重要 ②    生物学的な方法論…一つひとつは効果の小さな多数の感受性遺伝子が環境要因と複雑な様式で相互作用することによってストレス脆弱性が形成されると想定される。ゲノムと環境の相互作用の全体像は遺伝子発現のプロファイルにスナップショットとして現れる。また,ストレス脆弱性は,健常者からうつ病患者へと連続的に分布していると推定する   2.うつ病の患者数と原因と考えられるもの ・患者数:WHOによると2億8千万人、国内では159.3(R3年度)…コロナ明けて少し減少した。 うつ病の原因と考えられているもの ・ストレス…発症や増悪の主要な誘因と考えられている ・ストレスへの脆弱性 HPA系および免疫炎症系の異常と考えられているが知見は一致しておらず,病因・病態の解明には至っていない。 理由は ①    異種性を伴う疾患であること ②    コルチゾールインターロイキン-6 などのHPA系・免疫炎症系の主要分子には概日リズムが存在すること ③    HPA系・免疫炎症系のほかにも多くのシテム・分子が関与している可能性があること   3.うつ病の異種性(特異性) 例)米国精神医学会による「精神疾患の診断・統計マニュアル第5版(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders,5th Edition: DSM-5)」 ・「抑うつ障害群」の大分類に複数の下位診断がある。 【下位診断の例】 ・メランコリー型うつ病…気分反応性がなくずっとうつうつとしている,不眠,コルチゾールが高くグルココルチコイドレセプターの感受性が低い(ストレス耐性低下,炎症増加,免疫異常,代謝異常になりやすい) ・非定型うつ病(一時的に気分が上がる)…気分反応性が有る,過眠,コルチゾールが正常=低く,グルココルチコイドレセプターの感受性が高まる(ストレスに過敏,免疫抑制,筋肉分解の促進,血糖値上昇になりやすい) → 同じうつでも、症状がちがう亜型分類であり、ストレスに関連した生物学的特徴の異同がある。 【参考文献】 堀弘明(2022)うつ病の発症におけるストレスの役割,日本生物学的精神医学会誌 33巻4号   【ベストコメント】 ヘナはホルモンバランスを整える効果も期待できるため、自律神経の乱れを改善する可能性があります…だそうです 注)うつ病とは無関係です。 #うつ病 #うつ #多様性 #精神疾患 #精神科 #公認心理師 #臨床心理士 #ストレス
2025年6月29日
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