#0135 中村航『広告の会社、作りました』(ポプラ社)
遠山健一はデザインの専門学校を卒業後、広告制作会社に就職。
先輩や上司に教えてもらいながら仕事をこなしていたが、
ある日突然会社は倒産してしまった。
健一が就職してからまだ1年3ヶ月しか経っていないというのに。
再就職はなかなか決まらなかった。
書類選考すら通らないことが多いのだ。
どうやら1年3ヶ月というのは実務経験として大したことはないと判断されているようだ。
フリーのデザイナーとして生きていくことも考えてみたが、
自分で営業して仕事をとり、デザインした上に経理までこなす自信はなかった。
父の死後、女手一つで賢一を育ててくれた母は、
健一が就職したと同時に再婚して九州に引っ越してしまった。
頼るわけにはいかない。
たまたま手に取ったタウン誌に求人広告が出ていた。
面接に行ってみると、ろくに話もしないうちに、チラシのデザインを任された。
テストではなく、ちゃんとしたクライアントからの「仕事」だ。
健一は入社テストのつもりでチラシ作成を請け負った。
(中村航さん『広告の会社、作りました』の入り口あたりをご紹介しました)
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