#0140 高殿円『コスメの王様』(小学館)
明治33年 神戸の花街の一つ 花隈で出会ったハナと利一。
二人は不思議なことにそっくりな顔をしていた。
ハナは12歳。美形だったハナは家のために花街に売られ、
現在は”おちょぼ”として芸妓のお姉さんがたの世話をしながら修行している。
もとは士族だった家に生まれた利一も、家の事情で小学校卒業後、
進学を諦めて働きに出ていた。現在15歳。
二人は仕事の合間に語り合う仲となった。
自分は牛より安い値段で売られたのだと言うハナに利一は言った。
いつか商売で成功したら、ハナを身請けして、神戸中の牛鍋の店で毎日すきやきを食べさせる、と。
ハナの勧めで一度故郷に帰った利一は、商売でメキメキ力を付けて花隈に戻ってきた。
一方ハナも、人気芸妓になり、何人かのお金持ちから応援される身になっていた。
(高殿円さん『コスメの王様』の出だしを、私なりにご紹介しました)
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