介護の現場で漂う嫌な匂いは、単なる不快感ではありません。嗅覚情報は、大脳辺縁系(扁桃体・海馬)に直接届きます。
匂いは五感の中でも脳に最短で届き、感情や記憶、判断力、さらには免疫機能にまで影響を及ぼします。
とくに高齢者や認知症の方にとっては、不安や混乱、拒否反応を引き起こすきっかけにもなります。
匂いの強さは、「発生源」+「蓄積」+「拡散条件」の3要素で決まります。
尿や便、口腔、皮膚、衣類といった発生源の管理。汚れをためない即時処理や清掃・洗濯による蓄積防止。
そして換気や消臭、空気清浄による拡散防止。この3つを同時に徹底することが、匂いゼロの環境づくりに不可欠です。
嫌な匂いをなくすことは、衛生や快適性のためだけではありません。
健康維持や認知症予防、そして何よりその人のいのちを守るための、重要な尊厳介護のバロメーターです。
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