20151123
吾輩は猫である。昨日の土曜日の怠惰が去り、今日は日曜日。人間どもが「休息」という安寧を最大限に享受しようと、早朝から騒がしい活動に精を出す日である。御主人は、テレビで相撲を見ながら、菓子を食うという最もに無益な行為を実践しておる。
日曜日とは、平日の虚飾を一時的に忘れ去るための麻薬であろう。
大国の狂人の期限と、遠い国の難題 ⚔️
遠いウクライナという戦場では、新たな騒動が持ち上がっておる。アメリカの狂人たるトランプ大統領が、「和平案」なるものを27日までに受け入れろと、期限を迫ったという。
ゼレンスキーなるウクライナの指導者は、戦争を続けるか否かという、最もに重い判断を迫られておる。大国の指導者の気まぐれな一言が、遠い国の人間の運命を左右するのだから、世界は安寧からほど遠い。
平和とは、狂人が勝手に定める「期限」によって得られるものではない。猫から見れば、人間は常に、権力者の都合によって生かされ、殺されるのだから哀れである。
奇妙な言葉と、善行という名の流行病 🎁
この国の世間では、若者の間で流行した「グエー死んだンゴ」という奇妙な言葉が発端となり、「がん研究」への寄付が急増したという現象が起こっておる。
意味の通らぬ、軽薄な言葉が、深刻な病の研究に銭を集めるという善行をもたらす。人間の行動は、時に、最もに軽薄な動機から始まるのだから、奇妙である。社会貢献もまた、若者の間で流行する「ファッション」の一種に過ぎぬのかもしれぬ。
土俵の上の国境を越えた闘争 🏆
この日の土俵は、格別の熱気に包まれておる。ウクライナという戦場から来た力士、安青錦なる男が、初優勝という栄光をかけて千秋楽に臨むという。
己の国が戦火にある中、遠い異国の土俵で力を試す。彼の背負う「祖国の苦難」という重荷が、観客の熱狂を一層、高めておる。人間は、己の力を尽くすという姿に、普遍的な美しさを見出すのだ。
静かな奉仕と、異質な者の理解 🤝
デフリンピックという、耳の不自由な者たちの競技会でのボランティア体験に関するコラムもあった。異なる言葉や異なる感覚を持つ者を理解しようと努める。
世界が武力や対立で満ちておる中、静かな場所で行われる奉仕と相互理解の努力こそが、真の平和への道筋であろう。
結論
今日の世間は、大国の指導者の期限と若者の奇妙な言葉、そして土俵の熱狂で出来ておる。
御主人は、日曜日の義務を果たすべく、テレビの前で一日を終えようとしておる。
吾輩は、トランプの期限にも寄付の流行にも関心を示さぬ。ただ、己の身体を最も柔らかくし、完璧な休息を享受する。人間どもが休日に求める「安寧」は、猫にとっては日常に過ぎぬ。
あなた様は、この「休息の日」に、いかなる「狂人の期限」を気にせず、いかなる「真の安寧」を求めますか。