「科学の不思議-05 牛小舎」
著者名:ジャン・アンリ・ファーブル
翻訳者:大杉栄、伊藤野枝
おはようございます、コオリです
759番目に選んだのは「科学の不思議」
アリとアブラムシ(木虱)の共生関係を「相利共生(そうりきょうせい)」と言います
アブラムシは「蜜(甘露)」をアリに提供する代わりに、天敵であるテントウムシなどから身を守ってもらっています
2021年9月、北海道大学の長谷川英祐准教授と大学院生の工藤達実さんらは、ヨモギによく寄生するアブラムシである「ヨモギヒゲナガアブラムシ」が出す「蜜」の成分に、ドーパミンが含まれていて、「蜜」を摂取したアリと摂取していないアリで行動を比べたところ、「蜜」を摂取したアリの攻撃性が上がることを解明したそうです
このお話でアリの家畜としてアブラムシを扱っていますが、確かにこの共生関係を家畜とその主のようだとずっと最近まで考えられてきました
結果はwin-winに見えますが、実際は飼っているだけ、と
しかしそうではないのかもしれない、「蜜」の成分をアブラムシ側が調整してアリを操っているのかもしれない、なんていう仮定がこの研究成果によって浮上しました
当たり前の現象を当たり前に受け止めるのは大切ですが、その当たり前を疑った先に新しい発見があると考えると、生物に関わることを研究するというのはものすごいことなんだとより尊敬します
また明日も聞いていただけると幸いです
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