「科学の不思議-07 無数の家族」
著者名:ジャン・アンリ・ファーブル
翻訳者:大杉栄、伊藤野枝
おはようございます、コオリです
761番目に選んだのは「科学の不思議」
どこでも目にするアブラムシの増え方は少し恐ろしいですね
アブラムシは二種類の増え方、雌だけでクローンを産む「単為生殖」と、体内で卵をふ化させて幼虫を直接産む「卵胎生」という方法で増えます
メインは「単為生殖」で、寒くなってくると「卵胎生」に切り替わり、有性生殖でもって卵を植え付け越冬するのだとか
生まれた幼虫は10日ほどで成虫になり、成虫になれば毎日数匹の子供を産み続けます
何がすごいって、お腹の中にいる子供がそのお腹の中に子供を抱えているという、マトリョシカのような入れ子構造になっていて、お母さんが子供を産むと同時に孫が産まれるのが確定しているというなかなかすごい構造をしています
そんなものすごい増殖率なのにそこまで増えていないのは、アブラムシを捕食する生き物がとても多いせいもあることでしょう
鳥では、シジュウカラ科、アトリ科、キジ科の鳥類が捕食者として機能しているそうで、小鳥たちはパンパンに木から養分を吸って膨れたアブラムシを一つ一つ丁寧に木から剥がしてつまんで食べるそうです
虫ではテントウムシ、クモ、カメムシ、ハチなどなど、大抵の雑食の虫には御馳走として扱われています、それ以外にメインで食べるモノがあったら、きっと非常食として扱われていることでしょう
ファーブルじゃないですけど、アブラムシがいる茎は、虫たちに取ってパントリー(食糧庫)に違いありません
また明日も聞いていただけると幸いです
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