「数字は泡で、宇宙は支配されている」
ドラえもんの映画を家族で観たことから、一つの仮説が生まれた。タイムパトロールとは、時間軸の管理者ではなく、「のびたとドラえもんが出会う」という一点を守るために存在しているのではないか——そう考えた瞬間、すべての矛盾が溶けた。
ひも理論、パラレルワールド、巨大数。物理学や数学を突き詰めていくと、どこかで必ずファンタジーに行き着く。その逆説的な美しさに、二人は言葉を失いそうになる。「理解できないから、余計に神秘的に感じる」という正直な告白が、この夜のひとつの核心かもしれない。
そして話は、数字の”見え方”へと転がっていく。泡のように均等に割れるのが偶数で、割れないのが奇数で、巨大な泡が素数——そんな感覚で数字を認識している人間が、ここにいる。あなたの頭の中で、数字はどんな形をしているだろうか。
知ることより、知らないことを面白がれるかどうか。そういう話です。