いつもお聴きいただきありがとうございます。私が心理学を学び、ずっと大切にしているテーマのひとつに「優しさが自己犠牲に変わるとき」があります。今回はそんな心の動きをテーマに、オリジナル曲『誰かのために、消えかけた僕』を作りました。
相手を支えているつもりなのに、気づけば自分がすり減っていく。心理学では、人を救うことで自分自身の空虚感や無価値感を満たそうとする心理を「メサイアコンプレックス(救世主妄想)」と呼ぶことがあります。
支援や優しさの名目で「相手の課題」まで自分が引き受けてしまうと、自他の境界線が曖昧になります。それは結果として、相手が自分で立ち直る力を奪い、自立を妨げる共依存的な関わりに傾いてしまう危険性もはらんでいます。
この曲の核は、「誰かを助けることをやめる」とか「冷たく突き放す」ということではありません。自分をすり減らす関係を手放し、「抱え込みすぎない優しさ」へと戻ること。
そして「ただ隣にいること」「相手の力を信じて任せること」の強さに気づくまでのプロセスを描きました。
対人援助職の方や、日常でつい「優しすぎる」と言われて自分を削ってしまう方に、少しでも寄り添える一曲になれば嬉しいです。ぜひ、ゆっくりと聴いてみてください。
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💡 シェア・拡散のお願い
この曲が、対人援助に関わる方や、日常でつい「優しすぎる」と言われて自分を削ってしまう方の心を少しでも軽くするきっかけになればと願っています。
もし「あの人に聴いてほしいな」と思う大切な方が周りにいらっしゃいましたら、ぜひリンクをシェアして届けていただけると大変嬉しいです。
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🎧 楽曲:『誰かのために、消えかけた僕』
[Intro]
誰かの荷物を 背負いすぎて
自分の心が 軋む音に
やっと 気づいた夜
[Verse 1]
誰かの涙に触れるたび
胸の奥がざわついた
「行かなきゃ」って声がして
自分をいつも後回しにした
気づけば僕は 誰かの人生
背負って歩いてた
差し出す手の先で
救いたかったのは
本当は僕だった
[Pre-Chorus]
ありがとうのひとことで
少しだけ満たされる
でも夜になるとまた
空っぽだけが広がる
[Chorus]
救わなくちゃ意味がない
そんなふうに思ってた
だけどそれは優しさじゃなくて
消えそうな自分をつなぐ手だった
君は君で歩けるのに
僕は神様じゃないのに
手放したら初めて見えた
そのままでいいっていう世界
[Verse 2]
幼い頃に覚えたんだ
役に立てば愛されるって
泣きたい日も飲み込んで
強い人を演じ続けてた
助けることで 自分の価値を
証明したかった
傷ついたままで
誰かの痛みに
自分を重ねてた
[Pre-Chorus]
「大丈夫?」と聞きながら
本当はずっと怖かった
見捨てられるその影に
怯えて手を離せなかった
[Chorus]
救っているつもりで
救われたかったのは僕で
その矛盾にやっと気づいた
遅すぎることなんてない
境界線を引くことは
冷たさなんかじゃなかった
離れてもいい 任せてもいい
それでも人はつながれる
[Bridge]
君の課題は君のもの
僕の人生は僕のもの
重なってもいい 混ざらなくていい
ほんとの優しさは
奪わずに信じること
もう背負わなくていい
もう証明しなくていい
誰かのために 消えかけた僕を
ここから取り戻す
[Final Chorus]
救わなくても ここにいる
それだけでよかったんだ
無力じゃない 支配でもない
ただ隣にいる強さ
誰かの光にならなくていい
自分の灯りを消さないで
やっと今 息ができる
僕は僕を 生きていい
[Outro]
前を歩いて導くより
同じ景色を見ていたい
救わなくても ここにいる
それが愛だと やっと知った
誰かのために 消えかけた僕を
もう置き去りにしない
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