今日の配信では、バルトークの『ミクロコスモス』から、ユニゾン奏法の魅力が光る、第77番、第83番、第92番をお届けします。
ピアノという楽器の強みって、何だと思いますか?
それはやっぱり、たくさんの音を同時に鳴らして「豊かな和音(ハーモニー)」を作れることですよね。
でも、あえてその武器を捨て、右手と左手が全く同じ音を重ねて弾く「ユニゾン(斉奏)」にも新鮮な魅力があります!
実はこのユニゾン、弾いていると不思議な「トランス状態」に入っていきます。
右手と左手が完全にシンクロし、余計なハーモニーを削ぎ落として1つの太い音のうねりになった瞬間、自分が音楽に溶けていくような没入感があるのです。
シンプルだからこそ、ごまかしが効かない。
その力強い響きは、「太古の昔」から存在する宇宙や自然からのメッセージのようにも聴こえます。
ユニゾンのエネルギーと心地よいトランス感を、ぜひ体感してみてください。
〜バルトーク 『ミクロコスモス』より〜
♪ 00:00 第77番「小さなエチュード」
左右の手がぴったりと重なり合い、 力強くも流れるような1本のラインを紡ぎ出します。夜空をスーッと横切る一筋の流れ星💫のような、小さな小さな作品。
♪ 00:32 第83番「しばしば妨げられるメロディ」
タイトル通り、ユニゾンでおおいに歌い上げたい気持ちを、激しい和音が割り込んで邪魔します!😓
和音は突然の雷鳴や地鳴りかな?でも、ユニゾンも負けていません!どんな試練があろうとも、歌いたいのだ!😊
♪ 01:26 第92番「クロマティック(半音階的)・インヴェンション(2)」
2オクターヴ離れたユニゾン。ダイナミックかつ緻密に動く2本のユニゾンが、ある瞬間から、カチッと自律的に動きだします。しばらくトランス状態に入った後、最後は別々の軌道を描く星々が、重力に引かれて1つになるように、力強いユニゾンへと収束。
音を絞ることのカッコ良さ、剥き出しの音の説得力。
瞑想にも似た心地よい響きを、ぜひ楽しんください!
🖊️バルトーク「ミクロコスモス」で新しい扉を開こう!
https://sonnet-piano.com/mikrokosmos/
👆ブログでもバルトーク「ミクロコスモス」について詳しく解説しています。録音を聴きながらお読みいただければ幸いです!
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