22年間、この仕事をしていると、
検査結果を持って来院される方にたくさん出会います。
原因がわかった。
診断名がついた。
それでも安心できないことがあります。
反対に、
異常が見つからなかったことで苦しくなることもあります。
人が本当に知りたいのは、
検査の紙には書かれていないことなのかもしれません。
今回のオリジナルソング『検査の紙にはない答え』は、
そんな一人の人の物語として制作しました。
「原因は何だろう」
「いつ治るんだろう」
その問いを抱えながら生きている誰かに、
そっと届いたら嬉しいです。
🎵 note記事はこちら
https://note.com/kanousei/n/n1fbea8211f28
※本作品は特定の個人や事例をもとにしたものではありません。
臨床現場で出会った普遍的なテーマや学びから着想を得て創作したフィクションです。
【検査の紙にはない答え】
[Verse 1]
眠れない夜が
続いていた
どこが悪いか
自分でもわからない
気がつけばまた
電話をかけていた
用もないのに
母の声を聞きたくて
「ちゃんと食べてる?」
そのひと言に
少しだけ肩の力が
抜けていった
[Verse 2]
それでも朝は
重たいままで
検索履歴だけが
増えていく
身体のことも
心のことも
調べるほどに
怖くなった
神社の帰り道
ポケットの中の
小さなお守りを
何度も握りなおした
[Chorus]
人はきっと
治したいだけじゃない
この苦しみに
意味を探している
誰かにわかってほしい
ただそれだけで
少し呼吸が
深くなる夜がある
[Verse 3]
病院の椅子で
名前を呼ばれて
検査の結果を
聞かされた
先生の話は
よくわかった
だけど心だけが
置いていかれた
「原因は何だろう」
「いつ治るんだろう」
検査の紙にはない
答えを探していた
写った影を見て
安心する人もいる
私はその夜
眠れなくなった
[Bridge]
心配してくれた人
祈ってくれた人
治そうとしてくれた人
みんな違うけれど
あの日の私を
ひとりにはしなかった
[Final Chorus]
答えはひとつじゃ
なかったんだ
薬だけでもなく
気合いでもなく
誰かとつながること
それも力になっていた
遠回りしながら
私は歩いていく
[Outro]
まだ少し怖い
でも今日は
昨日より少し
空が見えている
そんな気がする
作詞・作曲:齊藤弘治
(公認心理師/臨床発達心理士 かのうせいカイロプラクティック秦野整体院)
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