「誰も分かってくれない。」
そう思っていた時期がありました。
でも、時間が経って振り返ると、
見えていなかったのは相手ではなく、自分だったのかもしれない。
話を聞いてほしい気持ちはあったのに、
相手の話を、ちゃんと聞けていただろうか。
そんな問いから生まれた一曲です。
友情は、特別な出来事で壊れることもあれば、
小さなすれ違いが積み重なって、
気づけば遠くなっていることもあります。
『既読のままで』は、
誰かを責める歌ではありません。
過去の自分を少しだけ見つめ直し、
「今なら、もう少し違う向き合い方ができるかもしれない。」
そんな小さな気づきを描いた歌です。
もし、あなたにも思い浮かぶ友人がいるなら、
その人を思いながら聴いていただけたら嬉しいです。
感想や感じたことがあれば、ぜひコメントで教えてください。
note記事はこちら
https://note.com/kanousei/n/n8f257bbe9cfa
※この作品は特定の個人を描いたものではなく、人の心の中で起こりうる葛藤をもとにした創作です。
【既読のままで】
[Verse 1]
「また今度ね」
その”今度”だけが
ずっと来なかった
既読のついた画面を閉じて
テレビの音だけ流れてる
冷めた缶コーヒーをひと口
あの日と同じ苦さだった
⸻
[Verse 2]
「誰も分かってくれない」
何度もそう思ってた
でも
君が話していた夜のことを
ちゃんと覚えているかと聞かれたら
少し黙ってしまう
返してほしい言葉ばかり
集めていたのは
僕だった
⸻
[Pre-Chorus]
君の沈黙を
冷たいと思っていた
その静けさの中に
言えなかった言葉が
あったことも知らずに
⸻
[Chorus]
変わっていたのは
君じゃなかった
僕の向いていた景色だった
「どうしてる?」
たったそれだけの言葉が
こんなにも遠かった
⸻
[Verse 3]
駅前のベンチ
二人で笑った店は
違う名前になっていた
春も夏も
何度も通った道なのに
思い出だけ
置き去りのままだった
⸻
[Bridge]
君にも
話したい夜が
きっとあった
そのたび僕は
自分の答えばかり探して
君の表情を
見ていなかった
⸻
[Final Chorus]
改札を抜ける人波の向こう
ふと君に似た背中が見えた
呼ばなかった
いや
呼べなかった
ポケットの中で
返さなかった通知が光る
今なら
君の話を
最後まで聞ける気がした
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