新曲『その一歩が遠かった』をお届けします。
誰かの嬉しい知らせを前にして、
「おめでとう」と言いたいのに、なぜか言葉が詰まってしまう。
そんな経験はありませんか。
この曲は、「嫉妬」を歌った曲ではありません。
誰かと比べてしまうこと。
「おめでとう」と言えなかった自分を責めるのではなく、本当は何を願っていたのかに気づくこと。
そして、もう一度、自分の一歩を踏み出そうとすること。
そんな、人なら誰もが抱える心の風景を描きました。
作品は、誰かの物語ではなく、人間の物語。
この曲が、あなた自身の人生と重なる一曲になれば嬉しく思います。
いつもお聴きいただき、本当にありがとうございます。
作品をより深く味わうためのエッセイ をnote記事に投稿しています。
https://note.com/kanousei/n/n80a5d7e1052e
タイトル:その一歩が遠かった
作詞:齊藤弘治
[Verse 1]
駅前の花屋は
もう夏の色だった
ポケットの中で
通知が
一度だけ震えた
改札まで
見ないで歩いた
今見たら
顔に出ると思った
[Pre-Chorus]
おめでとう
そのひとことが
喉の手前で
止まっていた
[Chorus]
あと一歩
その一歩が遠かった
遠いのは
あの人じゃない
置いてきたままの
自分だった
[Verse 2]
自動販売機の灯りが
白すぎて
落とした小銭を
しばらく探した
拾い上げた
手のひらに
夕方の汗が
少し残っていた
[Pre-Chorus]
嫌いになれたら
楽だった
でも
そんな話じゃ
なかった
[Bridge]
ずっと前に
諦めたふりをしたものが
今日だけ
名前を呼んだ
[Final Chorus]
青になった
横断歩道へ
少し遅れて
足を出す
誰も
見ていない
それでも
アスファルトへ
響いた一歩は
昨日の音じゃ
なかった
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