今回は、
「怒るしか生き延びる方法を知らなかった人」を想像しながら作った曲です。
怒りを肯定したいわけではありません。
誰かを傷つけることを勧める歌でもありません。
幼い頃から身を守るために、
先に威嚇し、
先に距離を取り、
「近づくな」と言うしかなかった人がいます。
もしかしたら、
それは牙ではなく、
鎧だったのかもしれません。
歌詞の最後には、こんな言葉を書きました。
牙じゃなかった
鎧だった
ずっとそれしか
知らなかった
この曲は、怒りを美化する歌ではなく、
生き延びるために身につけた鎧を静かに見つめる歌です。
※この作品は特定の個人を描いたものではなく、人の心の中で起こりうる葛藤をもとにした創作です。
note記事はこちら
https://note.com/kanousei/n/nefa6388f102e
[Title]
近づくな
作詞:齊藤弘治
[Verse 1]
ドアが開く音がして
身体だけが先に立つ
笑い声が聞こえるたび
息を潜めてしまう
誰も何もしていない
それくらい分かってる
それでも心は今日も
戦う準備を始めてしまう
[Pre-Chorus]
優しくされるほど
逃げたくなる
信じたいほど
疑ってしまう
[Chorus]
近づくな
その一言だけが
僕を守ってくれた
先に吠えなければ
また飲み込まれる気がした
傷つけたかったんじゃない
傷つきたくなかった
ただそれだけだった
[Verse 2]
「怖い人だね」
その一言で
誰も近づいてこなくなった
それでいい
そう思ったのに
静かになった部屋で
どうして涙だけ
止まらなかったんだろう
[Bridge]
あの日の僕は
強かったんじゃない
逃げる場所を
知らなかっただけ
怒ることしか
生き延びる方法を
知らなかった
[Final Chorus]
近づくな
そう言いながら
本当はずっと
誰かを待っていた
牙じゃなかった
鎧だった
ずっとそれしか
知らなかった
#オリジナルソング
#聴くセラピー
#心理学
#トラウマ
#インナーチャイルド
#愛着
#牙