今回は、
怒ることを許されなかった人の心を想像しながら作った曲です。
誰かを傷つけたいわけじゃない。
憎んでいるわけでもない。
でも、頭の中に浮かぶ言葉を怖がり、
胸を押さえ、
何度も自分を責めてしまうことがあります。
もしかしたら、
消したかったのは怒りではなく、
怒ってしまう自分だったのかもしれません。
『閉じ込めた声』は、
行き場をなくした怒りや悲しみ、
そして長い間追放されてきた子どもを悼む歌です。
note記事はこちら
https://note.com/kanousei/n/n21233348530c
※この作品は特定の個人を描いたものではなく、人の心の中で起こりうる葛藤をもとにした創作です。
作詞:齊藤弘治
[Title]
閉じ込めた声
[Verse 1]
誰かと話して帰るたび
胸の奥がざわついて
名前も知らない言葉たちが
頭の中を通り過ぎる
笑っている人
優しい人
何も悪くない人なのに
冷たい風みたいに
突然吹いてくる
[Pre-Chorus]
やめてくれ
出てこないで
こんなの僕じゃない
胸を押さえて
息を止めて
何度も謝っていた
[Chorus]
閉じ込めた声がある
会う人ごとに揺れている
誰かを傷つけたいんじゃない
そんなこと望んでない
怖かったのは言葉じゃない
その言葉を抱いた僕だった
消えたかったのは誰かじゃない
怒ってしまう僕だった
[Verse 2]
強い人になりたかった
泣かない人になりたかった
怒らない人になりたかった
迷惑をかけない人になりたかった
胸を押さえていた
理由なんて知らなかった
ただ誰かが近づくたび
何かが壊れそうだった
[Bridge]
閉じ込めた声は
どこへ行くんだろう
行き場をなくしたまま
風になったのかな
消したかったのは怒りじゃない
怒ってしまう僕だった
追い出したかったのは
弱かった僕だった
[Final Chorus]
閉じ込めた声がある
今日もどこかで揺れている
誰かを憎んでいるんじゃない
ただ苦しかっただけ
もし明日また風が吹いても
胸を押さえなくていい
泣いていたあの子は
まだ何も知らなかった
強い人になれなくても
優しい人になれなくても
泣いていたあの子は
僕の中で生きている
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